一人芝居「横浜ローザ」26日初日 五大路子「若い人たちに…」

[ 2017年5月17日 05:30 ]

横浜ローザの稽古に励む五大路子
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 女優の五大路子(64)の一人芝居「横浜ローザ」が26日、神奈川・横浜赤レンガ倉庫1号館ホールで初日の幕を開ける。

 白塗りの化粧にヨレヨレのドレス、港の街に立ち続けた実在の娼婦(しょうふ)「ハマのメリーさん」をモデルにした物語。五大との出会いは二十数年前。「彼女の姿を初めて見た時、“あなた、私の生きてきたことをどう思うの”と胸ぐらをつかまれたような気がしました」。その衝撃に駆られて自ら彼女の足跡を取材し、劇作家の杉山義法さんが脚本化。初演は96年、今年で21年を迎える。

 「戦争に翻ろうされた一人の女性の生き方」「どんな困難にも負けない強さ」など舞台上のローザは、客席にさまざまなテーマを投げかける。五大は「若い人たちにも見てほしい。ぜひローザに会いに来てください」。横浜大空襲のあった29日を挟み、30日まで上演される。

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2017年5月17日のニュース