ガリクソン断酒宣言 飲酒運転逮捕から一夜、釈放 当面自宅謹慎

[ 2017年5月14日 05:30 ]

釈放され取材に応じるガリガリガリクソン
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 大阪市中央区の路上で飲酒運転をしたとして、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕されたお笑い芸人ガリガリガリクソン(31)が13日午後、釈放された。大阪府警南署前でガリクソンは「社会の信頼を裏切り、法を破ってしまい申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げ謝罪。「今後、お酒を飲むつもりはない」と断酒を誓い、所属の吉本興業が手配した車に乗り込んだ。今後は当面の間、自宅謹慎となる。

 ガリクソンが南署の玄関前に現れたのは午後2時ごろ。前日、逮捕された時と同じ黒のパーカにジーンズ姿で約40人の報道陣を前に、まずは約15秒間深々と頭を下げた。その後、約3分間、報道陣に対応し「申し訳ありませんでした」と絞り出すような声で陳謝した。

 飲酒運転については「状況的に判断して、私が運転したであろうとしか考えられません」と認めたものの、全く記憶にないらしく「どうやって店を出たのか。駐車場から警察の方に保護されるというか、このような状況になってしまったかは本当に覚えていません」。

 普段から「ハイボールを10杯くらい飲んでもケロリとしている」(芸人仲間)ほど酒好きで知られるが「方々から“お酒は絶対に百害あって一利なし”と指導されてきました。もちろん(今後は)飲むつもりはありません」と断酒を宣言した。

 関係者によると、ガリクソンは11日午後9時半ごろ、出番を終えた難波の劇場から北区の自宅まで自転車で帰宅。12日午前2時ごろに呼び出しを受けて車で外出し、再び劇場近くの中央区のバーで、塾経営の男性とグラビアアイドルの門楼まりりん(25)と合流した。門楼と面識はなかったという。

 その後、店内にいたほかの客も参加して10人ほどで飲酒。「罰ゲームのようなノリになってガリクソンさんがハイボールを飲むことになった」(門楼の事務所関係者)という。ガリクソンも「濃いめのハイボールを5、6杯飲んだところまでは覚えています」と話している。同店には午前6時ごろまで滞在。門楼はタクシーにガリクソンを乗せようとしたが「自分の車で寝てから帰る」と話したため、運転しないよう念押しし、駐車場まで連れて行ったという。ガリクソンは約1時間後、中央区の路上で車内で寝ていたところを連行され逮捕された。

 今後についてガリクソンは「追って…」とだけ話したが、当面は自宅謹慎となる。関係者によると、無期限の謹慎処分となる可能性が高いという。釈放後すぐに事務所から事情聴取を受けたガリクソンは終始うつむき加減で憔悴(しょうすい)しきった様子。「本当に運転したことは覚えていません。申し訳ありません」と反省の言葉を繰り返していたという。

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