今度は本当…アラン・ドロン引退表明 81歳「キャリアの終わり」

[ 2017年5月11日 05:30 ]

 二枚目俳優の代名詞として世界的人気を誇るフランスのアラン・ドロン(81)が9日(日本時間10日)、フランスメディアに近く引退する意向を示した。

 共同電によると、「もうこの年だ。人生の終わりではないが、キャリアの終わりだ」と述べ、現在計画が進んでいる映画と舞台作品にそれぞれ出てから引退するという。2000年にも引退を宣言したことがあるが、その後に復帰。今回は「本当」だとしている。

 最後の映画は、名匠パトリス・ルコント監督作品で来年公開予定。タイトルは未定だが、脚本はほぼ完成していて「自分の人生によく似た役柄」を演じる。気まぐれで怒りっぽい男性が、人生の最後に愛を見つける物語で、女優のジュリエット・ビノシュ(53)が相手役を演じる。

 映画「太陽がいっぱい」(60年)で殺人犯を演じて注目され、「地下室のメロディー」(63年)「山猫」(63年)「冒険者たち」(67年)「ボルサリーノ」(70年)など多くの作品に出演。今年デビュー60周年を迎えた。日本での人気も絶大で、07年に来日した際にはフジテレビ「SMAP×SMAP」にゲスト出演。メンバーに「若くいるために実践してほしいことがある。女性と付き合ってください」と若さを保つ秘けつを“伝授”した。

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2017年5月11日のニュース