永久輝せあ 4度目新公主演 落ち着いた芝居運びで魅了

[ 2017年5月9日 20:45 ]

4度目の新人公演で落ち着いた演技を見せた永久輝せあ(右)と初ヒロインの野々花ひまり
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 宝塚歌劇団雪組の男役ホープ、永久輝(とわき)せあが9日、兵庫・宝塚大劇場で行われた雪組公演「幕末太陽傳」の新人公演で主演を務めた。

 すでに4度目の新公主演とあって落ち着いた芝居運びを見せ、超満員の客席を魅了。カーテンコールでは「未熟な私たちにはとてもハードルの高い作品でしたが、生きるエネルギーにあふれ、精いっぱい生きる役からパワーをもらい、お稽古では毎日がぶつかり稽古のようでした」と振り返った。

 同作は、トップスター早霧せいなのサヨナラ公演ということでも注目の舞台。新公で主演含め、5度も早霧の役を経験してきた永久輝も特別の思いがあったようで「早霧さんには何から何まで教わり、そんな方が集大成としてやる役を、こうやってさせて頂くのはすごくうれしかったし、初心に帰って勉強したかった」と感謝した。

 同作の初日、4月21日には休演した雪組スター・彩風咲奈(あやかぜ・さきな)の代役を演じるなど、舞台裏ではドタバタもあったようだが、永久輝は「(自分だけの役でなく)いろんな役をやることで、今回の新人公演の役をできたのはプラスになった」と前向きにとらえていた。

 東京宝塚劇場での新人公演は6月29日。

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2017年5月9日のニュース