徳川埋蔵金はやはり存在する?歴史的新史料発見で林先生興奮

[ 2017年5月6日 06:00 ]

ケンブリッジ大が保管する幕末当時の史料(C)TBS
Photo By 提供写真

 群馬県赤城山中に埋められたと言われる「徳川埋蔵金」に関する歴史的史料が見つかった。6日に放送されるTBS「林修の歴史ミステリー 徳川家260年最大の謎 3000億円埋蔵金大発掘 最終決戦スペシャル」(後6・55)で、薩摩長州の志士と彼らを後押しした英国とのつながりを裏付ける文書が日本初公開される。

 「徳川埋蔵金シリーズ」は90年6月、同局のバラエティー番組「ギミア・ぶれいく」内の企画としてスタート。当初は「超能力で宝探しをしよう」という発想で始まったが、コピーライターの糸井重里氏(68)を隊長としたプロジェクトは本格的なものへと発展。同番組(スペシャル含む)での発掘は7度に渡り、視聴率20%を超える人気企画となった。

 今回は英国のジャーディン・マセソン商会が幕府と薩摩長州両藩の争いを陰で操っていた証拠を求め、英国へ。名門・ケンブリッジ大が保管する幕末当時の営業報告書をつぶさに調べてみると、同商会が薩長の藩士に留学資金を提供するなど、大転換期・幕末において 陰で手を引いていた。薩長がこれだけ力をつけていたのは、徳川埋蔵金のキーマンであり、フランスから支援を受けていた幕府の勘定奉行・小栗上野介が力を持っていた裏付けと考えることもできるという。

 MCを務めるタレントで予備校講師の林修氏(51)は「歴史の教科書を書き換えかねないほどの史料。幕末の歴史を見直さなければならないかもしれない。このような発見があるから歴史は面白い」と興奮気味に語った。

 歴史的史料のアプローチだけでなく、もちろん発掘作業でも進展があった。昨年12月に挑戦した際は地中に電気を流すことで埋蔵物を探査する最新機器を駆使して発掘。埋蔵金を掘り当てることはできなかったものの、謎の長方形の影を見つけていた。

 今回は昨年の4〜5倍の規模で掘り進め、同番組の大ファンだという佐々木健介(50)、北斗晶(49)夫妻も参加。特に佐々木の穴を掘るパワーは発掘に当たった現場作業員をしのぐほどだったという。

 存在自体は確認できていたものの、前回の発掘では届かなかった謎の長方形の影に今回到達。果たしてその中身は徳川幕府の埋蔵金なのか?

 糸井氏は「掘る掘るだけでなく『ああ、この時代、こうなってたのか!』という 興味も湧くからやめられないんだろうなぁ。 それにしても、掘る掘るのおもしろさっていうのは、 ハラハラドキドキのスポーツ観戦に近いね」と期待を寄せた。

続きを表示

2017年5月6日のニュース