尾野真千子 向井理と「理想の夫婦」演じるも直接オファーは勘違い「残念でした」

[ 2017年4月18日 20:27 ]

映画「いつまた、君と」の完成披露試写会で舞台挨拶を行った尾野真千子(左)と向井理
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 女優の尾野真千子(35)と俳優の向井理(35)が18日、主演映画「いつまた、君と〜何日君再来(ホーリージュンザイライ)〜」(監督深川栄洋、6月24日公開)の都内で行われた完成披露試写会で舞台あいさつに立った。

 向井が大学時代にまとめ自費出版した、祖母の手記「何日君再来」の映画化。自ら映画化を熱望して7年越しで実現させ、祖父も演じた向井は「徐々に動いて2回ほどポシャりそうになったけれど、僕が思う今の日本映画界で攻撃力のある人に集まってもらった。その間にプライベートでの変化(結婚)もあって、タイミングとしても恵まれていた。1役者として幸せに思う」としみじみ話した。

 祖母を演じた尾野も、「息ピッタリで、手と手を取り合って頑張りました。理想ですよね。こういう夫婦を目指したいと思える素敵な話」と感慨深げ。しかし、向井から直々にオファーを受け意気に感じていたそうだが、この日の取材で勘違いだったことが発覚。撮影前から1年以上もそう思い込んでいたためか、「違っていたので、残念でした」と恨めしげにはき捨てた。

 向井も、「しておりません。キャスティング権は放棄しました。奥さんやってよって言うの、気持ち悪いじゃないですか」と大ウケ。それでも、「以前に1度、ドラマで共演した時は1話に1回は僕が怒られる役だった。今回はタイプが違うからどうなるか楽しみだったけれど、3人の子供がいる母親がバッチリはまって尾野さんにしかできなかった」と“妻”を称えた。

 そして、「核家族や家族の絆が希薄になったといわれる今、会話の糸口になるような作品にしたいと思った。胸を張って世に出せる子供の1人になった」と満足げな笑顔。尾野も、「きっと泣いてくれるかな。でも泣くだけではなく、最後にはほっこりできると思う。家族の愛というものを少しでも感じていただけたらうれしい」とアピールしていた。

 舞台挨拶にはほかに岸本加世子(56)、新人の成田偉心(21)、脚本の山本むつみさん、深川監督が登壇した。

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2017年4月18日のニュース