佐藤健“熊本に行って”本 食べ物、風景、文化…穴場まで紹介

[ 2017年4月17日 05:30 ]

書籍「るろうにほん 熊本へ」の発売記者会見を行った佐藤健。くまモンのぬいぐるみと
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 俳優の佐藤健(28)が16日、東京・目白の肥後細川庭園の「松聲閣(しょうせいかく)」で書籍「るろうにほん 熊本へ」の発売記者会見を開いた。熊本地震の復興の一助になればと、自ら企画した熊本の魅力を伝える一冊。「熊本に行こうよ」と呼びかけた。

 この日は本震から1年。会見は1分間の黙とうから始まった。「支援をしたいけど、どうしたら良いか分からない方は、この本を手に取って熊本に足を運んでもらいたい」と力を込めた。

 熊本とは、2013年夏に行われた主演映画「るろうに剣心 京都大火編」のロケで訪れ、交流を持った。「お世話になった所には何かできないかと思うし、やっぱり“くまモン”が好きなので。彼はマブダチです」と、ロケの際に出会った「くまモン」への思いを口にした。

 昨年7月に炊き出しに訪れ、「観光客が減って困っている」という言葉を耳にした。それならばと企画したのが今回の“復興支援本”。佐藤が好きな熊本の食べ物や風景、文化を紹介する一冊になっている。地震直後の熊本城や阿蘇神社の写真も収め、「当時の感情を忘れちゃいけない」という思いも込めた。「ガイドブックに載っていない場所や、熊本の方も知らない穴場も載っている。読んで素敵だと思ったら、熊本に行ってほしいです」とPR。売り上げの一部は、熊本の自治体に寄付される。

 “第2の故郷”とも言えるほどの思い入れ。今月7〜9日に開かれた「くまもと復興映画祭」にも参加した。「1万人以上が集まって、みんなで熊本を盛り上げていこうという思いを感じた」。書籍を県下の全ての高校に寄贈するなど、復興に向けて自分に何ができるかを心がけている。「素敵な場所がたくさんあるので、旅行に行きたいですね」と、今後も熊本に足を運ぶことを誓った。

 会見後には、郷土料理「だご汁」を報道陣に振る舞った。「おいしい〜」と声が上がると、「良かった」と屈託ない笑顔を見せていた。

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