浅田舞、涙で妹・真央ねぎらう「姉妹でゆっくりお酒を飲みたい」

[ 2017年4月12日 05:30 ]

妹・真央の引退について聞かれ、目頭を押さえる浅田舞
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 フィギュアスケートの浅田真央(26)が現役引退を表明してから一夜明けた11日、各界からねぎらいの声が相次いだ。姉でタレントの浅田舞(28)は、日本中の期待を背負いリンクで戦ってきた妹に「本当にお疲れさま。ありがとう」と涙ながらに感謝。

 舞はこの日、横浜市内で出演舞台「AMAZING 八犬伝」(28〜29日、東京・ディファ有明)の公開稽古に参加。妹の引退表明について「21年間、多くの方に支えられてスケート人生を歩んでこられたので、家族として多くの方に感謝の思いでいっぱいです」と心境を明かした。

 関係者によると、前日10日に会って「今日発表する」と直接報告を受けたという。「ついにこの日が来たなという気持ちでした」と話した。

 7歳と5歳の時に一緒にフィギュアスケートを始め、浅田が唯一弱音を吐ける存在で一番の理解者だった。報道陣から贈りたい言葉を聞かれると、「本当にお疲れさまという言葉と…」と声を詰まらせ、「ありがとうっていう気持ちを伝えたい」と目に涙をためた。「いろんな思いがこみ上げてくる。本人は明るく次に向かって歩きだしたので、私が涙を流してちゃいけない。助け合いながら成長していきたい」と言葉に力を込めた。

 一番印象に残っている演技にソチ五輪で自己ベストを記録したフリープログラムを挙げ、「凄いものを感じた」と語った。今後、2人でやりたいことは「姉妹でゆっくりお酒を飲んだことがないのでお酒を飲みたい。ずっと寒いところ(リンク)にいたので、暖かいところに旅行したい」と笑顔で話した。

 舞台は元体操選手の池谷直樹(43)が「スポーツ選手のセカンドキャリアを応援したい」と立ち上げ総合演出を務める。浅田にも出演してほしいかと聞かれた池谷が「それはね!」と前向きな態度を見せると、「待ってください。舞台は私が立って、妹には見に来てほしい」と姉の意地を見せて笑いを誘う場面もあった。第二の人生をスタートさせる妹に「これからの人生のほうが長いので、姉妹ともどもいろんなことを経験して成長していけたらいいなと思います」とエールを送った。

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