京唄子さん葬儀・告別式 出棺時に「京唄子、日本一!」の掛け声響く

[ 2017年4月8日 13:59 ]

<京唄子さん葬儀告別式>出棺を見送る娘・節子さん(右から2人目)と夫・清家照行さん(中央)
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 6日に肺炎のため亡くなった女優の京唄子さん(享年89)の葬儀・告別式が8日、大阪市内の斎場で営まれ、親族ら約50人が参列した。出棺の際には「京唄子、日本一!」の掛け声が響き、周囲からは嗚咽が漏れた。

 出席者によると、喪主の長女・節子さん(67)は、「小さい頃に京都に母と住んでいたことが頭の中に浮かぶ」などとあいさつ。また京さんが主宰を務めた京唄子劇団の代表作「浪速のれん」を2008年に上演した国立文楽劇場(大阪市中央区)に「もう一度出たい」と京さんが語っていたことを明かし、「残念です。(同劇場に)立たせてあげたかった」と話したという。

 同劇団員だった俳優・谷光典(66)や元団員の女性らは、最後に対面した2年前の京さんの誕生日を振り返り、「あの時はまだまだお元気に話されていたのに」と言葉を詰まらせた。「仕事が生活のすべてだった。回復して舞台に立ってくれると思っていた」「化粧をしていない姿はほとんど見た事がない。楽屋入りからきちんとされていた」などと、在りし日の“師匠”を偲んでいた。

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2017年4月8日のニュース