「教訓1」フォーク界のパイオニア加川良さん 白血病で死去

[ 2017年4月6日 05:30 ]

2013年9月 南こうせつのフォークビレッジフェスティバルに出演した加川良さん
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 「教訓1」などで知られ初期のフォークソング界を支えたフォークシンガーの加川良(かがわ・りょう、本名小斎喜弘=こさい・よしひろ)さんが5日午前9時39分、急性骨髄性白血病のため東京都港区の病院で死去した。69歳。滋賀県出身。同日、公式フェイスブックで長男のミュージシャン・gnkosai(本名小斎元希=げんき)が明らかにした。

 葬儀・告別式は親族のみで行い、後日、追悼ライブを開く予定。喪主はgnkosaiが務める。

 1970年に全日本フォークジャンボリーに参加して「教訓1」を歌って注目を集めた。71年にアルバム「教訓」を発表。その後、アルバム「親愛なるQに捧ぐ」「やぁ。」などを出した。

 フェイスブックでは、昨年12月9日に体調を崩し検査入院したことを記しており、15日に急性骨髄性白血病と診断され闘病することを公表していた。

 gnkosaiは「家族、親族が見守る中、静かに息をひきとりました。(中略)これからも、父の唄が全てを越えてあらゆる場所へと届きますように。父ちゃん、おつかれ、ありがとう!」とつづった。

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