内場座長ら新喜劇メンバー 中山美保さん追悼「尊敬すべき大先輩でした」

[ 2017年4月5日 14:41 ]

亡くなった中山美保さん
Photo By 提供写真

 2月7日に肺血腫による呼吸困難で大阪市内の病院で78歳で死去した吉本新喜劇の女優・中山美保さん(本名・石田美保子)の訃報を受けて、吉本新喜劇座長の内場勝則(56)、浅香あき恵(60)、桑原和男(81)、未知やすえ(53)が吉本興業を通じて故人を偲ぶコメントを寄せた。

 内場は「お亡くなりになられたことが今でも信じられないくらいとても元気な方でした。NGKの合間には必ずといっていいほど、高島屋、黒門市場へ買い物に行き、いつもたくさん買い物をして帰ってきていた印象があります。本当に尊敬すべき大先輩でした」と思い出話。

 自身の初舞台で共演した浅香は「突然の訃報だったのでビックリしてしまいました。色々と思い出だすと涙腺が緩むので、仕事中は違うことを考えようとしてました。元気印が印象のお姉さんやったから明るい思い出ばかり。私の初舞台は美保姉さんと一緒でした。緊張してる私にメッチャ喋べりかけてくれてありがたかった。本当にお話が大好きなお姉さんでした。ケラケラと笑う姿が目に浮かびます。竜じい(井上竜夫)、ジョージ(島木譲二)と続き、昭和の時代から共に歩ませていただいた人生の先輩たち。どうしても寂しさが募ります。“人に優しく”、美保姉さんの精神は私の中にあります。美保姉さん安らかに」と振り返った。

 桑原は「いつも元気で吉本1の元気者でした。ともに新喜劇での男性と女性の年長者であったため引っ張っていこうと言っておりました」と残念そうな顔。未知やすえは「新喜劇女優として永遠のマドンナだった美保姉さん。台詞覚えは誰よりも早く、お稽古も台本を持ってるお姿は見たことがなかったです。主婦としても劇場の合間には高島屋、黒門市場に買い物。家に帰って食事の準備を楽しそうにされていたお姿が忘れられません。尊敬できる先輩でした。毎日、寝る前にビールとおはぎを食べるのが楽しみなのよと、とても可愛い美保姉さん。思いではたくさんあります…」と話した。

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2017年4月5日のニュース