19年大河はW主演 阿部サダヲ「“あまちゃん”に出なくてよかった」

[ 2017年4月3日 17:09 ]

大河ドラマ「いだてん」発表会見に出席した(左から)阿部サダヲ、中村勘九郎、脚本の宮藤官九郎氏
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 NHKは3日、2019年大河ドラマ(第58作)の主演とタイトルを発表した。歌舞伎俳優の中村勘九郎(35)と俳優の阿部サダヲ(46)が主演。中村が前半の中心、阿部が後半の中心となり、物語をリレーする。題名は「いだてん〜東京オリムピック噺〜」。

 勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、1912年ストックホルム大会に日本人として五輪初参加した金栗四三(かなくり・しそう)を、阿部は水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で64年東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(たばた・まさじ)を演じる。

 同局の連続テレビ小説「あまちゃん」(13年前期)をヒットに導いた人気劇作家の宮藤官九郎(46)が大河ドラマの脚本を初担当。20年の東京五輪を控え「日本と五輪」をテーマとするオリジナル作品で、日本が五輪に初参加したストックホルム大会の1912年から東京大会の64年までの52年間を描く。

 勘九郎は「歴史ある大河ドラマ、宮藤さんの脚本、阿部さんと一緒にやれるのは本当にうれしいです。幸せですし、誇りに思います。私が演じる金栗さんのマラソンに対する熱量、ストイックさには頭が下がる思いです。金栗さんは教師時代、いつもニコニコしていて、生徒に“お釈迦様”というあだ名をつけられたそうなので、長きにわたる撮影ですが、笑顔を絶やさず、体力・気力・努力で走り抜けたいと思います」と抱負。

 阿部は「今、大河ドラマ“直虎”に出ているので、まさかないだろうと思っていたところで、本当にビックリしています」と驚きながら、同じ劇団「大人計画」所属の宮藤とのコンビに「宮藤さんのテレビドラマには10年以上、出ていないので。“あまちゃん”も出ていないんですよね。“あまちゃん”に出なくてよかったなというか」と笑いを誘った。

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