ゲス極5・10活動再開も…関係者「早すぎる」「自粛に値しない」

[ 2017年4月1日 05:30 ]

活動再開を発表した「ゲスの極み乙女。」15年には紅白歌合戦に出場
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 ボーカルの川谷絵音(えのん、28)の不祥事で休業していたロックバンド「ゲスの極み乙女。」が31日、半年ぶりに活動を再開することを公式サイトで発表した。

 発売を延期していたアルバム「達磨林檎」を5月10日にリリースし、同日夜、東京・青海のZepp Tokyoで公演する。昨年9月に川谷が当時未成年だった交際相手のタレント、ほのかりん(20)と一緒に飲酒した責任を取り、昨年12月3日の同所での公演を最後に活動を自粛。アルバムの発売も取りやめていた。

 活動再開に先駆け、所属レコード会社のワーナーミュージック・ジャパンとマネジメント契約を結んだ。契約は1日付。同バンドと川谷の別バンド「indigo la End」は昨年いっぱいで前所属事務所との契約が終了しフリーとなっていたが、両バンドともワーナー所属となった。川谷は「真摯(しんし)に音楽を伝えていきたい」とコメントした。

 復帰時期についてワーナーは「特に意味はありません。一定期間、自粛して十分反省しているし、ファンからもアルバムの早期発売を求める声を多く頂いていた」と説明。たまたま公演会場を押さえることができた5月10日を再開日に選んだ。

 一方で、半年という休業期間が「早すぎる」という音楽関係者は多い。ゲス極は元々、昨年12月のアルバム発売後、楽曲の制作期間のためしばらく表立った活動を予定していなかっただけに、関係者は「制作期間を半年以上取るアーティストはざらにいる。自粛に値しない」と指摘した。

 本紙の取材では、休業中に新たな所属先を探し、大手音楽事務所と交渉していたことも判明。それも頓挫し、結果としてワーナーがバックアップすることが決まった。音楽関係者は「休業というより就職活動をしていた印象。元々音楽的センスは抜群なので、足場を固めてパワーアップして帰ってくる」と話した。

 川谷と不倫騒動を起こしたベッキー(33)はレギュラー番組に復帰するまで約4カ月を要した。これよりも長く休業した川谷がどのように出直すのか、注目される。

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2017年4月1日のニュース