ノンスタ井上、109日ぶり漫才復帰に涙 石田のライブ飛び入り

[ 2017年3月31日 04:00 ]

漫才を披露するNON STYLEの石田(左)と井上
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 昨年12月に乗用車を運転中、タクシーに衝突して逃走したとして書類送検(のち不起訴)され、芸能活動を休止していたお笑いコンビ「NON STYLE」の井上裕介(37)が30日、東京・新宿のルミネtheよしもとで行われた相方、石田明(37)のイベントに飛び入り。109日ぶりに活動を再開した。約10分の漫才では必死に涙をこらえたが、カーテンコールでは泣きだし「一つ一つ恩返ししたい」と話した。

 イベント終盤、スクリーンに「NON STYLE 漫才」と映し出されると会場にはざわめき。井上と石田が現れると悲鳴のような歓声が起こった。

 石田が「なんか久しぶりやな。なんかあったんか?」と聞くと、井上は「あったんや!」と切れのあるツッコミ。続けて「本当にすみませんでした」と頭を下げた。

 漫才をするのは、事故当日の昨年12月11日、埼玉県の大宮ラクーンよしもと劇場で舞台を踏んで以来。「やりたいことがあんねん」(井上)「免許の再発行?」(石田)など、事故の話題をちりばめながら、その都度謝罪。10分のネタは爆笑の連続で、うれしさのあまりすすり泣く女性ファンも多く見られた。

 劇場関係者によると、井上は会場に入る際、同期の芸人らに励まされ握手。楽屋では「漫才はリズムもあるし、勘が戻ってるかどうか。お客さんは笑ってくれるやろうか」と不安げだったという。午前中から一人で舞台に立っていた石田も、ピンマイクを着けたまま食事に出るなど、心ここにあらずだった。

 不起訴処分を受け、7日に都内で謝罪会見を行った際は号泣し、賛否両論を巻き起こした井上。実は復帰の2日前から連日、号泣していた。28日にはレギュラー出演していた大阪・読売テレビ「大阪ほんわかテレビ」の収録現場を訪れ共演者やスタッフらに謝罪した際に涙。29日夜にルミネで石田とリハーサルをしたときも舞台上で号泣した。しかしこの日、漫才の間は泣かなかった。

 石田は「よう我慢したな」と驚いたが、カーテンコールではこらえ切れず、3日連続で大泣き。ファンに向け「皆さんがいらっしゃったから仕事に復帰できることになりました。ありがとうございました」と話すと、謝罪会見を思わせるような深いお辞儀をした。

 今後、劇場での通常公演はコンビで出演する。テレビ出演も近く再開する方向で、本格的に仕事を再開していく。

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