「離婚式」で見た晴れやかな笑顔…離婚届も新たなビジネスに!?

[ 2017年3月10日 11:00 ]

 先日「離婚式」を取材した。家族や親しい友人の前で“永遠の愛”を誓う結婚式の正反対。夫婦として連れ添った2人が、離婚の報告をする式だ。20名ほどの参列者の前で離婚届にサインをした2人は、晴れやかな笑顔を見せ「これでスッキリ、新しい人生のスタートが切れます」と語った。

 記者は20代半ばで周囲は結婚ラッシュ。結婚を決めた友人が婚姻届を手に、笑顔で収まる写真を頻繁に見ている。離婚届を持った2人と、婚姻届を持った友人の笑顔がぴったり重なり、不思議な気持ちになった。

 その婚姻届。最近では独自デザインのものが人気だそうだ。

 東京都立川市では昨年5月、1部1000円の「プレミアム婚姻届」を発売した。複写式で、記入後は役所に提出、手元には記念になる控えが残る。台紙も付いていて、小さなアルバムを思わせるつくり。表紙部分に思い出の写真を入れて飾ることができる。市役所の1階には写真が撮れるスペースや記念スタンプも用意した。

 当初は300部を準備したが、約1カ月半で売り切れた。1000部増刷したが、17年2月上旬にまた完売。急きょ400部増刷し、3月から販売を再開した。担当者は「全国から買いに来ていただいている」と反響の大きさに驚いていた。

 独自デザインのブームに火を付けたのは、結婚情報誌「ゼクシィ」だといわれる。企画・制作するリクルートマーケティングパートナーズによると、13年12月に発売したゼクシィに、実際に提出できるピンクのけい線の婚姻届を付録にしたところヒットし、過去最高の売り上げ部数(当時)となった。現在はほぼ毎号、ピンクの婚姻届を付けている。

 今後、地域の特色を生かしたようなデザインの婚姻届は増えていきそうだ。ならば、いずれは離婚届も、オリジナル感たっぷりのものが登場するかもしれない。(記者コラム)

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