“平成の阿部定”ドラマに「きりたんぽ」秋田県抗議でテレ朝タイトル変更

[ 2017年3月9日 05:30 ]

渡辺麻友
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 テレビ朝日は8日、4月から放送予定の連続ドラマ「サヨナラ、きりたんぽ」のタイトルを変更すると明らかにした。地元の特産品である、きりたんぽを男性の下腹部に見立てた不適切なタイトルだとして、秋田県から抗議を受けたことが理由。

 同局のホームページによると、ドラマは月曜未明に放送予定で、AKB48の渡辺麻友(22)演じる主人公が「サイテー男を成敗」する内容。主人公は「平成の阿部定」との記述があったことから、きりたんぽを比喩的に使い、女性が恋人を殺害して下腹部を切り取った「阿部定事件」をイメージできるタイトルにしたとみられる。

 関係者によると、当初AKB側は「サヨナラ、鍋奉行」とのタイトルを提案していたが、同局制作側が今回のタイトルに決めたという。

 県の担当者は「明らかに男性の下腹部と重ね合わせている。番組は話題になるかもしれないが、イメージダウンにつながる恐れがあり、容認できない」と話した。

 新タイトルは未定。同局は「放送前とはいえ、秋田県の皆さまにご不快な思いを与えてしまい、申し訳ありませんでした」とコメントした。

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2017年3月9日のニュース