福士蒼汰 お相手は猫 有川浩氏“最高”のベストセラー映画化

[ 2017年3月8日 05:30 ]

映画「旅猫リポート」で主演する福士蒼汰
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 俳優の福士蒼汰(23)が、人気作家・有川浩さん(44)のベストセラー小説を映画化する「旅猫リポート」(来年公開)で主演する。

 心優しい青年・悟が愛猫のナナを飼えなくなり、新たな飼い主を探すためナナと共に日本各地を巡る感動作。福士はほぼ全編で猫と共演。猫との演技は初挑戦で、ナナ役の雄猫と2月末から撮影に入り「最初は猫との距離感に少しドキドキし、“猫見知り”しました。でも相棒のナナは、くるくるとした毛がチャーミングな、ちょっとやんちゃでかわいい猫なので、日々楽しく撮影しています」と楽しんでいる。

 原作は12年の発売以来、「号泣必至」と話題を呼び、ネット通販「アマゾン」で読者が感想や評価を書き込む「カスタマーレビュー」では5つ星のうち4・6を獲得。「図書館戦争」「阪急電車」など多数の人気小説がある有川作品の中で最高点で、ファンの間で最も高く評価されている。有川さんも「一生に一本しか書けない物語」と表現するほど思い入れが強く、映画で初めて脚本に参加。昨年、有川さんの小説「植物図鑑」を映画化し、興収23億円のヒットとなった三木康一郎監督が再びメガホンを取る。

 悟がナナと幼い頃の親友や初恋の相手らを訪ね歩き、伝えきれなかった気持ちや本当の絆、知られざる秘密が明らかになる物語。福士は「大切な人たちや猫への思いを自然体で届けられたら」と話している。

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