ピコ太郎　武道館で初ワンマン！豪華ゲストと７０００人沸かせた

[ 2017年3月7日 05:30 ]

　「ペンパイナッポーアッポーペン（ＰＰＡＰ）」で世界的にブレークした謎のシンガー・ソングライターのピコ太郎（自称５３）が６日、自身初のワンマンライブを日本音楽界の聖地、東京・日本武道館で行った。

　わずか４５秒の動画で時代の寵児（ちょうじ）となった男が、約２時間半の舞台に挑む、一見無謀な試み。武道館には子供連れなど老若男女７０００人が足を運んだ。

　ピコ太郎とうり二つのプロデューサー古坂大魔王（４３）の芸人仲間「くりぃむしちゅー」上田晋也（４６）が前説を務め、有田哲平（４６）が開会宣言をする豪華な幕開け。１曲目で、約２分３０秒のＰＰＡＰロングバージョンを披露すると「ウェルカム、武道かーん！」と絶叫。「いやー、予想ではお客さん３人ぐらいの予定だったんですけど、こんなにたくさん。まさに、ありが玉置浩二でございます」とダジャレを披露した。

　１分台の歌の合間にナンセンスなギャグを挟みつつ、１３組４６人のゲストも参加して進行。「爆笑問題」とのトークコーナーでは「安倍首相がんばれー」と、大阪市の学校法人「森友学園」への国有地売却問題をネタにして沸かせた。

　後半は、五木ひろし（６８）や「東京スカパラダイスオーケストラ」らが、持ち歌にＰＰＡＰを盛り込んだアレンジで披露。ラストは、ゲスト全員で「ペンパイナッポーアッポーペン！」と大絶叫した。

　全２４曲中、ＰＰＡＰにからんだ曲は１１曲に及んだ。「こう見えて、まだ歌では稼げません。古坂大魔王さんのところで止まってます」と言うものの、２６日には台湾・台北で単独ライブを実施。この日は新曲「マンチャマンチャ・ポ・マンチャはロマンチスト」「Ｉ　ＬＯＶＥ　ＹＯＵ〜アフリカダンスにのせて〜」の２曲を初公開するなど１７年も勢いは続きそうだ。

　【ピコ太郎フィーバー】

　▼動画再生１０億回　昨年８月末に動画をＹｏｕＴｕｂｅに投稿してから現在まで、関連動画も含めた累計の再生数が１０億回以上。公式動画の再生回数は約１億６０００万回。

　▼ビルボードトップ１００　昨年１０月、米ビルボードのシングルチャートに７７位でランクイン。松田聖子（５４）が９０年に米歌手とのデュエット曲で５４位に入って以来、日本人としては２６年ぶり７組目の快挙。

　▼ギネス　ビルボードトップ１００にチャートインした中で最も短い曲としてギネス認定。

　▼配信チャート１９冠　「レコチョク」「ｉＴｕｎｅｓ」など主要配信サイトで、デイリーチャート１５部門と週間チャート４冠を合わせ１９部門で１位を獲得。

　▼ジャスティンとＣＭ　ブームの火付け役となったジャスティン・ビーバーと今年１月からソフトバンクのＣＭで共演。世界的ポップスターと並んで「ＰＰＡＰ」。