生田斗真 頑張った「道で知らないおじさんに“良かったよ”と言ってもらえた」

[ 2017年2月25日 16:17 ]

 俳優の生田斗真(32)が25日、主演映画「彼らが本気で編むときは、」(監督荻上直子)の初日舞台あいさつを都内で行った。

 トランスジェンダーの女性という難役に挑み、今月行われた第67回ベルリン国際映画祭で、LGBT(性的少数者)を題材にした映画の中から選ばれる「テディ賞」の審査員特別賞を日本映画で初めて受賞。観客賞も受賞した。

 現地入りしていた生田は「いい手応えを持って日本に帰ってくることができた。道で知らないおじさんに“君の映画、良かったよ”と言ってもらえた。頑張ってよかった」と笑顔。「これからも日本映画の可能性をもっと広げていくべきだと思ったし、自分もその力添えをできればいいなと強く思いました」と話した。

 海外の映画祭に初参加した桐谷健太(37)も「スタンディングオベーションで温かい拍手を長い時間してくれて、しみじみとうれしく感じました」と感激していた。

 主人公とそのパートナー、孤独な少女の3人が幸せを見つける物語。生田は「(少女役の)柿原りんかちゃんがかわいくて守ってあげたいという思いが沸いてきて、撮影期間は胸の奥にある小さな小さな母性がふくれあがっていた気がします」と振り返った。自身の母親への思いを聞かれると「実家に住んでいる時は、ご飯が当たり前のように出てきたけど、愛情を持って作ってくれていたんだなと思った。母は偉大だなと思いました」と感謝していた。

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2017年2月25日のニュース