里見が8連覇、5冠を維持 将棋女流名人戦第5局「何とか勝てました」

[ 2017年2月22日 19:30 ]

 将棋の第43期女流名人戦5番勝負の第5局は22日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、後手の里見香奈女流名人(24)が202手で挑戦者の上田初美女流三段(28)を破り、対戦成績3勝2敗で8連覇を達成した。

 今シリーズの里見女流名人は初戦から2連敗し、苦しいスタート。しかし、第3局から地力を発揮、3連勝で逆転防衛を果たした。

 里見女流名人はこれで女流王座、女流王位、女流王将、倉敷藤花と合わせ、5冠を堅持。初の女流全六冠独占へ向け、残るタイトルはマイナビ女子オープンだけとなったが、28日に上田女流三段と挑戦者決定戦に臨むことが決まっている。

 ▼里見香奈女流名人の話 今日は自分のミスも目立ち、苦しい将棋だったが、何とか勝てました。(全六冠同時制覇については)これからも全力で頑張りたいと思います。

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2017年2月22日のニュース