富美加ショック 映画、CM大混乱 主演なのに宣伝活動が…企業イメージが…

[ 2017年2月13日 05:30 ]

清水富美加
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 宗教法人「幸福の科学」への出家を発表した女優・清水富美加(22)は、15年のNHK連続テレビ小説「まれ」でヒロインの友人を好演して以降、多数の映画、テレビ、CMに起用され人気上昇中だった。突然の芸能界引退表明で関係各所は対応に追われ、清水側に損害賠償が請求される可能性もある。所属事務所との契約解除を急ぐ清水側に対し疑問の声も上がっている。

 清水は4月以降、主演映画「暗黒女子」(4月1日公開)、「笑う招き猫」(同29日公開)、ヒロインを務めた「東京喰種 トーキョーグール」(7月公開)の公開が控えている。配給や製作の各社は「今後について協議中」「状況を確認中」などと説明。既に撮影は終了しているため作品の公開自体に問題はないが、清水が宣伝活動に参加しないため、製作関係者は「主演やヒロインが稼働できないとなると、宣伝活動自体が危うくなる」と頭を抱える。主要な役柄で撮影が進んでいた映画もあったが、出演は取りやめた。これについて映画関係者は「損害賠償が請求されるでしょう」とした。

 CMは花王「ニベア」とコスモ石油に出演中。広告代理店関係者は「出演タレントに突然想定外のイメージが付いてしまうと企業は困る。契約打ち切りとなれば、当然違約金が発生する」と指摘。契約未消化分については、損害賠償が発生する可能性がある。

 清水と所属事務所の契約は5月20日まで。清水の代理人弁護士は今月末での契約解除を所属事務所に通知している。12日の会見で、3月以降の仕事に関して違約金などが発生した場合は応じるかという質問に、清水の代理人弁護士は「そういうことです」と対応する意向を示した。

 一方で、清水の知人は「所属事務所との契約満了を待てば、損害の発生を抑えられる仕事もあったようです」と明かし、「清水側が契約解除を急いでいる印象。なぜ早急に引退しようとしているのか不思議です」と疑問を呈した。

 出家によって仕事の関係先に迷惑を掛けることについて、教団は会見で「宗教には大きな善、小さな善という考え方がある。期待や責任を放棄することは一見悪いことに思えるが、一日も早く一人でも多くの方が救われる大きな善を取る」と話し理解を求めた。

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2017年2月13日のニュース