のん サプライズで登場 監督秘話披露「のんちゃんのお腹が鳴った音がマイクに」

[ 2017年2月5日 20:38 ]

「第90回キネマ旬報ベスト・テン」の表彰式に出席した「この世界の片隅に」の片渕須直監督(右)とのん
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 「第90回キネマ旬報ベスト・テン」の表彰式が5日、都内で行われ、日本映画ベスト・テン第1位「この世界の片隅に」の片渕須直監督(56)、ヒロインの声を務めた女優・のん(23)らが登壇した。

 アニメ作品の第1位は88年度(第62回)の「となりのトトロ」以来で、片渕監督はアニメの監督で初めて日本映画監督賞も受賞。のんは片渕監督の表彰の際にサプライズで登場し、「見てくださった方も製作者の一員として映画を広めてくださった」と観客に感謝。片渕監督は収録を振り返り「お昼ご飯の時間を飛ばしてしまって、のんちゃんのお腹が鳴った音がマイクに入ってしまった」と秘話を披露し会場を沸かせた。のんがヒロイン・すずの声で「ありがとう、この世界の片隅に、うちを見つけてくれて」とあいさつすると、客席から拍手が起きた。

 「ディストラクション・ベイビーズ」で主演男優賞を受賞した柳楽優弥(26)は、04年度に「誰も知らない」で新人男優賞を受賞しており「12年間悩んだりしたけど、主演男優賞を受賞できて光栄。家族の支えに感謝しています」と感慨たっぷり。「湯を沸かすほどの熱い愛」の宮沢りえ(43)が主演女優賞、杉咲花(19)が助演女優賞を受賞。宮沢は花束贈呈で登場した中野量太監督(43)に「いいシーンになると鼻をすすり上げて泣いてしまう。監督はもうちょっと冷静であるべきだと思う」と“公開ダメ出し”し、観客を笑わせた。

 他に、助演男優賞は「永い言い訳」の竹原ピストル(40)、新人女優賞の小松菜奈(20)らが登壇した。

 柳楽、杉咲、小松はこの日、横浜市内で行われた「第38回ヨコハマ映画祭」の授賞式にも掛け持ちで出席した。

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2017年2月5日のニュース