ピース又吉 NHKスペシャルで密着、連続ドラマ「火花」も地上波放送

[ 2017年1月18日 15:27 ]

又吉直樹
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 2015年に執筆した小説「火花」が250万部を超えるベストセラーとなり、第153回芥川賞を受賞したお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹(36)の密着がNHKスペシャルとして放送されることが18日、明らかになった。同日に行われた同局の放送総局長会見で発表された。

 番組は「NHKスペシャル 又吉直樹第二作への苦闘(仮)」と題し、2月26日に午後9時から総合テレビに放送される。又吉が「食うに困った時代の自分を忘れないために」と売れっ子になった今でも仕事場として使っている都内の築30年の6畳の風呂なしアパートでの第2作のストイックな創作の現場に密着している。

 売れっ子芸人として、執筆の時間も限られる中、「文学性と大衆性を両立させること」に苦悩しながらも、睡眠時間を削りながら執筆に取り組んでいる又吉の半年間を追う。担当者によると、昨年9月から密着しているといい、放送ギリギリまで記録は続けていくという。

 木田幸紀放送総局長は「新しい才能ができるスリリングなドキュメンタリーになっていると思う」は期待を寄せた。また、NETFLIXオリジナルドラマとして配信された「火花」の連続ドラマ版も同日総合テレビで放送開始となることも発表。連続ドラマ「火花」(2月26日スタート、総合、日曜後11・00)は売れない若手芸人と才肌の先輩芸人との魂の交流の軌跡を描いたもので、林遣都(26)、波岡一輝(38)らが出演する。木田総局長は経緯について「原作も話題を呼んでいたし、ドラマ化も注目されていたので、関心を引くだろうと。いいものは放送したいというので話がまとまった。(作品の)魅力は切ない青春ドラマ。それに尽きる」と説明した。

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2017年1月18日のニュース