安藤サクラ 周囲から心配された初の大役「コソコソと楽しく務めたい」

[ 2017年1月16日 14:53 ]

「第40回日本アカデミー賞 優秀賞発表会見」に出席した西田敏行(左)と安藤サクラ
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 「第40回日本アカデミー賞」の優秀賞発表会見が16日、都内で行われ、司会を務める俳優の西田敏行(69)と女優の安藤サクラ(30)が出席した。

 西田は日本アカデミー賞協会組織委員会の副会長を務めており、4年連続7回目の司会。前年「百円の恋」で最優秀主演女優賞を受賞し、慣例で司会を務める安藤は初の大役となる。

 安藤は「昨年、受賞が決まった時は“おめでとう”という言葉と同時に、来年大丈夫?と凄く心配していただくことが多かった。この1年、ずっと忘れることがなかった」とこの1年を振り返り、苦笑。「初詣に行った時に、おみくじで“目上の方に頼りなさい。そうすればうまくいく。だからと言って、調子に乗るとダメだ”と書いてあった。これはきっとアカデミー賞の司会のことだなと思って。西田さんに頼りながら調子に乗らないように、受賞者の皆さんに粗相がないように務めたい。悪目立ちしないようにコソコソと楽しく務められたら」と話し、笑いを誘った。

 司会の2人も受賞作品をこの日、知らされたといい、安藤は「準備のしようがなかったけど、たくさん映画だけは見ようと、見る準備だけはしてきた。自分もたくさんの映画を見て、楽しませていただいたので、そんな凄い方々と一気にお会いできることはなかなかないので、いち映画ファンとしてその会場の空気を堪能したい」と笑顔を浮かべた。

 西田は「けい椎を怪我して身動きができない状態のまま、司会を務めさせていただいた。何とかことしは身体も動くようになりました。楽しく授賞式が進行できるようにしたい」とあいさつ。「すべては包括して楽しんでしまう才能の持ち主だと思う。心配する自分も含めて楽しんでしまう大きなキャパシティーを持っている表現者だと思う。天才的な表現術がどこで醸成されたのかを探っていきたい」と“相棒”に期待を寄せた。

 各部門の最優秀賞が発表される授賞式は3月3日に行われる。

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2017年1月16日のニュース