五大路子 終戦直後の横浜を舞台に音楽劇「思いや絆伝えたい」

[ 2017年1月9日 06:55 ]

五大路子と共演の高橋長英
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 女優の五大路子(64)が主演の横浜夢座公演「風の吹く街〜野毛坂ダウンタウン・ストーリー」が22日、神奈川県横浜市のランドマークホールで初日の幕を開ける。

 焼け野原となった終戦直後の横浜の野毛坂が舞台。空襲、食料難、闇市などさまざまな苦難を乗り越え、復興へ向けて力強く歩み出す市井の人々を描く音楽劇。五大は「すべてが失われてしまった人々がどう生きてきたのか。どのように街を復興させたのか。人の思いや絆、どんな逆境にも負けないエネルギーを伝えたい」と意欲を見せる。

 劇中では、「悲しき口笛」「東京ブギウギ」などの懐かしい歌も披露される。出身地の横浜にこだわった五大が主宰する夢座の新作で、実際の戦争体験者から取材したエピソードも盛り込まれている。作・演出は、嶽本あゆ美、音楽は栗木健。29日まで。

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