将棋の最年少藤井が白星デビュー 最年長加藤との62歳差対決制す

[ 2016年12月24日 20:47 ]

 史上最年少の14歳2カ月で将棋プロ棋士となった藤井聡太四段(14)は24日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた竜王戦6組で現役最年長の加藤一二三・九段(76)を110手で破り、プロデビュー戦を白星で飾った。

 両者の年齢差は62歳。日本将棋連盟によると記録の残る公式戦では最も年の離れた対局という。

 後手番となった藤井四段は、加藤九段の攻めにも丁寧に対応。その後は反撃してリードを奪うと、そのまま押し切った。

 藤井四段は愛知県瀬戸市在住の中学2年生。プロ棋士養成機関の奨励会三段リーグを突破し、10月1日付でプロ入り。加藤九段がこれまで持っていた14歳7カ月の最年少記録を62年ぶりに塗り替えた。中学生時代にプロ入りする「中学生棋士」は加藤九段、谷川浩司九段、羽生善治3冠、渡辺明2冠に続き史上5人目となり、話題を呼んだ。

 ▼藤井四段の話 大先輩との対局を楽しみにしていたし、光栄に思います。今日は反省点もありました。もっともっと勉強し、名人や竜王のタイトルを目指したい。

続きを表示

2016年12月24日のニュース