ノンスタ石田、黒のスーツで相方の事故謝罪 解散は「しません」

[ 2016年12月17日 05:35 ]

井上の事故について謝罪するノンスタイル・石田
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 乗用車を運転中に当て逃げ事故を起こしたお笑いコンビ「NON STYLE」井上裕介(36)の相方、石田明(36)が16日、東京都立川市でライブ前に報道陣に対応し、謹慎中の井上に代わって謝罪した。「井上の人生は俺の人生なので、またゼロからやっていくつもりで頑張っていきたい」と語った。井上は石田に数年ぶりに電話をしてきて号泣したという。1人で出演した舞台では大きな拍手を受け「解散しません」と宣言した。

 石田は緊張した面持ちで会場に到着。いつもの白一色の衣装とは対照的な黒スーツ姿で、報道陣に「このたびは大変ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした」と頭を下げた。

 「井上と連絡は?」と聞かれると「何年かぶりに電話がありました。泣きじゃくってて聞き取れないくらいでしたが、申し訳ないと言っていた」と相方について語り「これからはまた、許してもらえるように頑張っていこうと声を掛けた」と話した。今後は当面、1人で活動するが「井上の人生は俺の人生。僕たちが一番いいパフォーマンスができるのは漫才なので、時間はかかるかもしれないけどまたゼロから頑張っていきたい」と決意を述べた。

 この日の舞台はコンビで出演予定だったが、事故を受け所属事務所が急きょ、石田のみの出演になることをホームページで告知していた。

 ステージに1人で立った石田はひときわ大きな拍手を受け「当然のことながら1人です」と明るく第一声。「なんで僕がきょう1人か、ご存じの方手を挙げて」と客席に呼びかけ、大半の手が挙がると「あ、怖い怖い…」と事件を笑いに変えつつも、「申し訳ありませんでした」と謝罪した。

 「解散しませんよ。周りから、こんなアホなやつとまだやっていくんか、と言われたりしますけど、僕は“アホ慣れ”してるんです」と前振りし「アホな家族」を題材にした漫談を披露。途中で、井上の謹慎や、井上の車に同乗していた「スーパーマラドーナ」武智(38)の名を織り交ぜ笑いを誘った。

 コンビとしては事故の影響で年末年始の約30番組の出演がキャンセルとなる見込み。関係者によると2、3月も「仕事は入っているが、井上の謹慎が続けばできなくなるものが多い」という。苦境の中「僕には面白くてアホな相方がいる。次はぜひNON STYLEの漫才を見に来てください」と締めくくった。

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2016年12月17日のニュース