黒沢健一さん死去 「L⇔R」同僚や音楽仲間から追悼の声続々

[ 2016年12月7日 12:55 ]

 「KNOCKIN’ON YOUR DOOR」など数々のヒット曲を生み、1990年代の音楽シーンを彩った音楽ユニット「L⇔R」の元メンバーでミュージシャンの黒沢健一(くろさわ・けんいち)さんが5日午前3時52分、脳腫瘍のため死去した。48歳。茨城県出身。7日、公式サイトで報告された。「L⇔R」の元メンバーは追悼コメントを発表。音楽仲間からも追悼の声が相次いだ。

 ▼黒沢秀樹(実弟、ギター)家族の見守る中、安らかに眠るような最期を迎えることができました。ファンの皆様からのたくさんの応援のメッセージには本人のみならず、家族も大変励まされました。これまで兄の音楽を愛してくれた皆様に心からの感謝を家族を代表して申し上げます。もう一度一緒に新しい作品を作り、同じステージに立つという夢は叶いませんでしたが、年明けの武道館ライブDVDのリリースは兄の強い希望でスタートした企画であり、実現できることはとてもうれしいです。力を尽くしてくれたポニーキャニオンの皆さんを始め、これまでお世話になった全ての関係者、スタッフのみなさんにも心からの感謝を捧げます。本当にありがとうございました。デビューから25年という節目の年にこのような報告をしなくてはならないことはとても悲しく残念なことですが、黒沢健一の音楽はこれからもずっと、聴く人の心に響き続けてくれると信じています。兄の遺してくれた作品が、一人でも多くの人の悲しみや絶望を癒し、希望の糧となってくれることを心から願っています。

 ▼木下裕晴(ベース)健一は自分の近くに長く一緒にいてくれた友人でもあります。よく会っていましたし、ソロの活動にも参加させてもらっていました。昨日亡くなった本人に会いましたが、寝ているくらいにしか思えず、いまだに全く実感が湧きません。

 ▼嶺川貴子(旧メンバー、キーボード)私の健一君に対する印象は、天才的天然少年。話を膨らませるのが面白かったし、スプーン曲げが上手だった。3年前、久しぶりの再会をした時、健一君はぜんぜん変わっていなくて、笑顔で優しかった。短い時間だったけど、あの時、再会できてよかった。発見された、健一君が描いた“いけんを言うもも”の絵は、本当に私に似ていますね。大事にします。ありがとう。

 ▼佐藤竹善 黒沢くん、才能満載な人だったなぁ…哀悼。(ツイッターで)

 ▼田島貴男 黒沢健一くん。デビュー当時、L⇔Rの音楽を聴いてました。ご冥福をお祈りします。(ツイッターで)

 ▼高野寛 黒沢くん、安らかに。(ツイッターで)

 ▼ウルフルズ・サンコンJr. 本当に残念です。言葉が見当たらない。(ツイッターで)

 ▼千秋 L⇔Rの黒沢健一さんに作曲して頂いた、chiakiソロデビュー曲のカップリング、「カナリア」はわたしにとって大切な曲です。ソロをやる当時、ポケビの2人に向けて歌った曲。今じゃ、歌を忘れたカナリアだ。歌わなくちゃ。(ツイッターで)

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2016年12月7日のニュース