坂本冬美 30周年締めくくりは紅白「世代交代と言われ切なくなる」

[ 2016年12月1日 20:00 ]

大阪市内でコンサートを開いた坂本冬美
Photo By スポニチ

 芸能生活30周年を迎えた演歌歌手・坂本冬美(49)が1日、大阪・梅田芸術劇場で年内最後となる一般ファンに向けた単独コンサートを開いた。NHK紅白歌合戦出場を祝う声援に、「演歌は肩身が狭い中、選んでいただき30周年を良い形で締めくくれる」と話した。

 終演後の会見では、今年の紅白について「世代交代などと言われていることには切なくなる」と複雑な心境も吐露。「皆さんのいろんな思いを何とかぶつけたい。演歌代表とまでは言えないですが、選んでいただいた以上は、それぐらいの気持ちでステージに立たないと」と気を引き締めた。

 また、ことしを表す漢字を問われると「幸」と回答。「30周年をすばらしい形で迎えられた」と充実ぶりをアピールした。

 この日のコンサートは、デビュー曲「あばれ太鼓」など恩師である作曲家・故猪俣公章さん(享年55)が手掛けた楽曲を中心に全20曲を熱唱した。

 内弟子時代、筑前煮を準備している時に「バカヤロウ!コンニャクは手でちぎるかコップで切りなさい」としかられたことを回想。「シュンとする私を、“先生の所に居たらいつでも嫁に行けるぞ”と優しく慰めてくれた。まだ行ってないんですけど」と苦笑い。客席から「うちの息子どう?」などと声がかかると、「公開お見合いじゃないんですから」と返し、笑いを誘っていた。

続きを表示

2016年12月1日のニュース