新垣隆氏 世界デビュー曲携えイベントも神妙「調子乗ってると痛い目遭う」

[ 2016年11月21日 18:58 ]

CD発売イベントを行った新垣隆氏
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 ゴーストライター騒動で注目された作曲家でピアニストの新垣隆氏(46)が21日、新アルバム「交響曲 連祷(れんとう)-Litany-」のCD発売記念イベントを東京・銀座山野楽器本店で開いた。

 佐村河内守氏(53)に提供し、騒動の発端となった「交響曲 第1番 HIROSHIMA」以来13年ぶりに書き下ろした交響曲で、広島の原爆投下から東日本大震災の福島第1原発事故までをテーマに3楽章で構成。英国のクラシックの名門レーベル「デッカ」から世界配信されることも決まり、「より多くの方に聴いてもらえるのは大きな喜びです」と感無量の面持ちだ。
 
 イベントでは「世界デビュー」を祝福するくす玉も割られ、「(騒動から)少しずつ、ひとつひとつの仕事をつくっていき、2年の積み重ねの中でこのような大きな節目となるようなものがつくれ、本当に良かった」と神妙な面持ち。一時はテレビのバラエティー番組などにも出演したが、「声をかけていただき非常にうれしかった。騒動を起こした人間として、ちゃんと謝らないといけないと思っていた。でも、これからは音楽一本で参ります」と固い決意をうかがわせた。

 終了後にはサイン会も行い、「作曲家という存在は裏方で、演奏家がステージで表現するものですが、目立った裏方になっていますよね」と苦笑い。そして、「ちやほやされて調子に乗っていると、いつか痛い目に遭うので何とか頑張ります」と気を引き締めていた。

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