10月タイムシフト視聴率1位は「逃げ恥」ドラマは録画、スポーツは生

[ 2016年11月14日 14:55 ]

TBS「逃げるは恥だが役に立つ」の主演を務める新垣結衣

 ビデオリサーチ社は14日、10月3日から調査を始めたタイムシフト視聴率(録画機器などで放送後7日以内に視聴)の1カ月(10月3~30日)の上位30番組を発表。1位はTBS「逃げるは恥だが役に立つ」(火曜後10・00)の13・7%(10月25日)だった。上位30番組のうち、ドラマが19番組。ドラマは録画して見られる傾向が表れた。(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 2位は日本テレビ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」(水曜後10・00)の10・8%(10月26日)。3位はテレビ朝日「ドクターX~外科医・大門未知子~」(木曜後9・00)の9・5%(10月13日)。上位30番組のうち、ドラマが1~13位を占めた。

 総合視聴率(リアルタイム視聴率とタイムシフト視聴率の合計=重複は差し引く)で、3位の日本テレビ「プロ野球日本シリーズ・広島×日本ハム・第6戦」(10月29日後6・30)は総合視聴率25・2%に対し、タイムシフト視聴率は0・1%。13位のテレビ朝日「2018FIFAワールドカップロシアアジア地区最終予選・日本×イラク」(10月6日後7・31)は総合視聴率19・7%に対し、タイムシフト視聴率は0・7%。14位のテレビ朝日「報道ステーション」(10月25日後9・54)は総合視聴率19・1%に対し、タイムシフト視聴率は0・1%。

 ドラマは録画、スポーツやニュースはリアルタイムという傾向が如実に出た。

 なお、総合視聴率1位はテレビ朝日「ドクターX~外科医・大門未知子~」(木曜後9・00)の28・3%(リアルタイム視聴率20・4%、タイムシフト視聴率9・5%、10月13日)。

 ビデオリサーチ社が10月3日から新たな視聴率調査を開始。録画機器の性能向上、スマートフォンなどを使用したスマートデバイスによるテレビ視聴など、多様化した視聴形態に即した視聴率算出が近年の課題だったが、検討を重ね「タイムシフト視聴率」と「総合視聴率」を新しい指標として採り入れた。

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2016年11月14日のニュース