平幹二朗さん急死…佐久間良子と再会かなわず 岳大の結婚式で会うはずだった

[ 2016年11月13日 09:30 ]

亡くなった俳優の平幹二朗さん

 街路樹の葉が落ち、冬本番まであと一歩ですが、芸能界に“ネタ枯れ”はありません。元女優の高樹沙耶容疑者が大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕。歌手の華原朋美は「急性ストレス反応」で約1カ月、活動を休止すると事務所が発表しました。そんなネタの裏側に、覆面メンバーが迫ります。

 本紙デスク 舞台を中心に活躍した平幹二朗さんが先月22日に急死した。82歳だった。10月スタートの連続ドラマに出演中だったので驚いた。

 ワイドデスク 自宅の浴槽で亡くなっているところを発見された。第一発見者は長男で俳優の平岳大。前日まで元気だった父の変わり果てた姿に、ショックは大きかっただろう。

 週刊誌記者 岳大は普段はとても気さく。だが、通夜と葬儀で取材対応はしなかった。それが彼の心境を物語っていた。

 リポーター 葬儀では喪主として気丈に振る舞い、あいさつもしました。亡くなる前日、平さんは、長女夫婦に誕生したお孫さんに会って喜んでいたそうです。最初は不思議そうに見るだけだったのが、その後は哺乳瓶でミルクをあげていたと。ほほ笑ましい光景が目に浮かびました。

 本紙デスク 岳大は父の話し方をまねていたけど、これが鳥肌が立つくらい似ていた。彼も父のように重厚な役者になっていくと確信した。

 ワイドデスク 通夜には元夫人の女優佐久間良子(77、顔写真)も訪れた。平さんと70年に結婚。74年に岳大と長女の双子をもうけたが、その後は平さんとうまくいかず別居。84年に離婚した。

 リポーター そういえば、訃報が出た直後のスポーツ新聞でスポニチだけに佐久間のコメントが載ってましたけど。

 本紙デスク 舞台で共演してから12年間、会うことも連絡を取ることもなかったという話を聞いた。岳大が12月に挙式予定で、その場で再会できるかと思っていたが、それがかなわなかった。

 ワイドデスク 岳大は離婚しているとはいえ、両親に晴れ姿を見てもらいたかったのだろうね。

 リポーター 佐久間は通夜で「遠くて近く、近くて遠い人でした」と振り返った。まさにこの言葉どおりの関係。2人は会うことはなかったが、役者として尊敬し合っていた。間に入って互いの近況を伝えていたのは岳大。彼の成長を見届けられたことは、平さんにとって喜びだったに違いない。

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2016年11月13日のニュース