来秋NHK朝ドラは“吉本の母”の物語 注目ヒロインは3月決定

[ 2016年11月11日 05:30 ]

来秋のNHK連続テレビ小説「わろてんか」の制作発表記者会見に出席した、脚本家の吉田智子さん(右)と後藤高久・制作統括

 来年10月2日から始まるNHK連続テレビ小説が、吉本興業創業者の吉本せいさんの人生をモデルにした「わろてんか」に決まった。同局大阪放送局が10日、発表した。

 ドラマは、明治の後半から第二次大戦直後の大阪で、京都の薬種問屋の長女に生まれた藤岡てんが夫と一緒に寄席経営を始め、“笑いの都”大阪の礎を築いていく物語。

 脚本は、人気ドラマ「働きマン」などを手掛けた吉田智子さん。同局で行われた会見で「東京(出身)の人間として、衝撃を受けました。吉本を女性の方が築き上げられたのを知った。笑いというものの歴史、こういうふうに日本中に広がったんだな、そして日本中を幸せにしてくれたんだな、と。感動しています」と語った。

 その上で「お笑いを日本中に広めた魂を大事に描いていきたい。(出身が)大阪ではない私が受けた感動を描いていけたらいいなと思います」と意気込みを語った。

 ドラマ制作のきっかけとして、制作統括の後藤高久チーフプロデューサーは、吉本せいさんの言葉「笑いは、生きる力」と明かした。吉田さんに対し、後藤さんは大阪出身だが「あまりコテコテになり過ぎると内輪ウケするだけ」と、幅広い視聴者にアピールできる作品を目指すとした。

 吉本せいさん役は、17~50歳ぐらいまでを演じることになる。来年の1、2月にオーディションを行い、3月上旬にも決定する予定。後藤さんはヒロインの条件として「明るく、優しい女の子。その人が持っているものが表れる笑顔のキュートさ」を挙げた。“笑いの総合商社”の基礎をつくった女性を誰が演じるのかにも注目が集まる。

 ◆吉本 せい(よしもと・せい) 1889年(明22)12月5日、兵庫県明石市出身。1910年に大阪市の荒物問屋の息子・吉本吉兵衛と結婚。12年に市内の天満天神近くの寄席「第二文学館」を夫婦で入手し、寄席経営の第一歩を踏み出す。その後、次々と寄席を買収し、チェーン化。17年の本拠移転時に、吉本興業部を名乗る。24年の吉兵衛の死後、32年に吉本興業合名会社に改組。48年に社名を吉本興業株式会社に変更し、会長に就任し、社長に実弟の正之助を据える。50年に死去。

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