「M―1」で注目!しゃべくり漫才が特徴の「ミキ」

[ 2016年11月1日 11:35 ]

しゃべくり漫才が特徴のミキ(左から亜生、昴生)

 漫才の頂上決戦「M―1グランプリ2016」決勝が12月4日に開催されることが決まった。3503組がエントリーしており、今年も大混戦が予想されるが、その中で勢いを感じるのが結成4年の兄弟コンビの「ミキ」だ。先日、渋谷・よしもと∞ホールで行われた東京初の単独ライブは立ち見が出るほどの大盛況。アドリブたっぷりの30分漫才など兄・昴生(30)と弟・亜生(28)は舞台を楽しんでいた。ツッコミ役の兄が必死のパッチで弟を説得する漫才は、ほんわかとした仲の良さが伝わってくる。

 「ほんまに仲いいんですよ、周りからは、めちゃくちゃ気持ち悪がられますね。ほぼ毎日一緒にいます。1人でラーメンを食べに行ったら、なんで1人で行くねん?ってお兄ちゃんに怒られます(笑い)」(亜生)。

 彼らの特色はしゃべくり漫才にある。「お前、泥棒の役をやって、おれが店員の役をやるから」という前フリから始まるような漫才コントは基本的にやらない。仲の良さからか、亜生がネタ中にも関わらず、すぐに「お兄ちゃん」と呼んでしまうことも漫才コントが苦手な理由のひとつ。しゃべくりのネタは、映画やドラマ、日常会話で気になった違和感を題材にしてテーマを広げていく。兄弟漫才の大御所である「夢路いとし・喜味こいし」が“お手本”で過去の文献や映像などを見て勉強したという。

 「我が家の湾岸戦争、ジンギスカンのネタも大好きです。僕らが尊敬しているのが、いとこい先生。漫才をやるならしゃべくり。なるべくコントに入らず2人で会話を、と思っています。いつか胸を張って漫才師と言えるようになりたい」(昴生)

 舞台ネタは10分~15分。それを1カ月に5~6本作って、現在まで約200本を舞台にかけてきた。ざっくりした設定を決めて、客前でアドリブを入れながら漫才を練り上げる。賞レース用のネタは、それを半年ほどかけて4分程度に短縮する。

 M―1で勝ち上がる秘けつの一つに「お茶の間に実力がばれていない」ということがある。審査員や視聴者が演者を知らなければ知らないほどインパクトは大きい。「今年は一番のチャンスやと思ってるんですけどね」(昴生)。ミキは関西の賞レースなどで結果は残し、大阪・なんばグランド花月(NGK)ではトップ出番を務める。12月20日には、その“笑いの聖地”で単独ライブも開催。全国的にはまだ知られていない実力派という意味で条件は揃っている。

 11月7日にNGKで行われる準々決勝は大激戦だ。スーパーマラドーナ、かまいたち、吉田たち、アキナ、プラスマイナス、和牛、大自然らも出場する。昭和の香り漂うしゃべくり漫才がどんな爆笑を呼ぶのか注目している。(記者コラム)

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