また今年もワースト1位の茨城は「のびしろ」も日本一

[ 2016年10月30日 05:30 ]

茨城・栃木ナムル
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  【笠原然朗の舌先三寸】「イバラギ」ではなく「イバラキ」である。

 その茨城県、このほど発表された、全国の都道府県や市区町村の魅力度をランキングする「地域ブランド調査2016」で4年連続のワースト1位。46位が栃木県、45位が群馬県と北関東3県がワースト3に並んだ。1位は北海道。

 この結果に対して、茨城県の橋本昌知事は「一喜一憂するのではなく茨城について国内外から評価してもらえるよう活動していく必要がある」とコメント。

 なぜ茨城はワースト1位なのか?

 先日、横浜沖で開催されたタレント・つるの剛士(41)主宰の「タレントフィッシングカップ」の取材で、マアジ釣りの船にお笑いタレントの赤プル(39)と同船。茨城・常総市の出身で、茨城弁を駆使してブレーク。「常総ふるさと大使」も務めている彼女と、その話題になった。

 「はっきりした理由は分からないけど、地元に民放のテレビ局がないからかも…」

 そう、茨城県は47都道府県で唯一、民放局を持たない。

 地域ブランド調査を行っている(株)ブランド総合研究所は、「調査はそれぞれの地域に対して魅力度、認知度、情報接触度、各地域のイメージ(『歴史・文化のまち』など14項目)、情報接触経路・コンテンツ(『旅番組』など経路14項目、『ご当地キャラクター』などコンテンツ9項目)、観光意欲度、居住意欲度、産品の購入意欲度、地域資源の評価(『街並みや魅力的な建造物がある』など16項目)などを質問。また、出身都道府県に対する愛着度、自慢度、自慢できる地域資源など出身者からの評価などを調査」(同社ホームページから)としている。

 質問の項目は多岐にわたっている。内容から推測するに、イメージアップのためにローカルの民放局が果たす役割は大きいように思える。赤プルの言葉は正鵠(せいこく)を射ているといえるだろう。「茨城県民が茨城のことを知らない」つまり魅力がわからない…そんな声も聞こえてきそうだ。

 ただないものはしようがない。15年から茨城県は「のびしろ日本一。いばらき県」をスローガンに掲げる。転んでもただでは起きない気概だ。

 追い風もある。

 17年4月から放送されるNHKの朝ドラ「ひよっこ」の舞台は茨城。1974年(昭49)の「鳩子の海」以来、同県が舞台となる。全国から注目が集まるはずだ。

 観光客誘致の鉄則として3つの「だけ」があると言われる。「いまだけ」「ここだけ」「あなただけ」。たとえば「ここでしかとれない旬の食材をあなただけに料理しました」…行ってみたいと思わせる、このようなコンセプトは魅力的でしょ?

 県内には筑波山、日本三大瀑布(ばくふ)の1つ・袋田の滝、霞ケ浦、梅の名所・偕楽園、パワースポットとして人気の鹿島神宮などの観光名所も多い。海があり、山があり、グルメの食材にも事欠かない。納豆と水戸黄門だけではない。なんでもアリの茨城には「だけ」を意識し、観光誘致につなげる「のびしろ」がいっぱいあるはずだ。(専門委員)

 ◎茨城・栃木ナムル

 茨城県は日本一のピーマンの産地。一方の栃木は日本一もやしの産地。魅力度ワースト1、2位の両県の“日本一”に敬意を表して…

 (1)もやし一袋を沸騰させたたっぷりの湯に投入。

 (2)再沸騰したら、細切りピーマンを投入して15秒間、ゆでる。

 (3)水切りして、ボウルにあけ、顆粒状の鶏ガラスープの素をふりかける。

 (4)冷めたらすり下ろしたニンニク、ごま油、だし醤油、塩、砂糖を加えてあえる。手であえると味がよくしみこむ。ごまを振ってできあがり。

 ◆笠原 然朗(かさはら・ぜんろう)1963年、東京都生まれ。身長1メートル78、体重92キロ。趣味は食べ歩きと料理。

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