古舘伊知郎 激戦区「日7」に覚悟と自虐?「数字が悪かったらモザイク」

[ 2016年10月26日 19:02 ]

フジテレビ「フルタチさん」の初収録を終え、取材に応じた古舘伊知郎
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 フリーアナウンサー・古舘伊知郎(61)が26日、今年3月末にテレビ朝日「報道ステーション」を卒業して以来、初のレギュラー番組となり、注目されるフジテレビの冠番組「フルタチさん」(11月6日スタート、日曜後7・00~8・54)の初回収録を東京・台場の同局で行った。

 日曜午後7時台はトップを走る日本テレビ「ザ!鉄腕!DASH!!」のほか、テレビ東京「モヤモヤさまぁ~ず2」も人気。10月からはテレビ朝日「日曜もアメトーーク!」、TBS「クイズ☆スター名鑑」と新番組が始まり、さらなる激戦区に。

 初回収録を終え「全く無事じゃないですね。収録やりながら反省会ですよ」と辛口の自己評価。「日曜日の夜7~9時の2時間、テレビから離れつつあるような人がちょっと見てくれるような、アナログな番組を目指したい。ただのバラエティーじゃつまらないので」と今後はニュースの視点も入れたい意向。「覚悟を決めてフジテレビで再出発しようとして、フジテレビが雇ってくれたので、少しでも貢献させていただかないと。(1984年にテレビ朝日を退社し)僕がフリーになった時に初めて使ってくれたフジテレビですから(「笑っていいとも!」の1コーナー)。何とかしなきゃと思います。貢献したいという思いは強くあります。何とかブラッシュアップして、いい番組を作っていかないといけない」と“日7対決”を勝ち抜き、恩返しすることを誓った。

 「報ステ」は12年間担当したが、今回はまだ初回とあって長寿番組への余裕はなく「全く、夢も希望も野望も欲も何もないです。悪戦苦闘していかなきゃいけないと実感しているので。長寿番組にしたいなんていうのは、とんでもなく先の話。毎週毎週、生きるか死ぬか。続けたいですが、さすがにまだ余裕はございません。毎週やるのみです」と覚悟。会見の最後には「古舘、全く余裕なし、感触なし、変な番組と書いてください。そうでもしなきゃ見てもらえないんですから。数字(視聴率)悪かったら、私、モザイク入れてもらいますから」と自虐コメントでジョークを飛ばし、報道陣の笑いを誘った。

 番組のキーワードは「ひっかかる」。「鍋を食べる時は、なぜ和気あいあいなのか」など、日常の疑問を独自の視点で掘り下げる。アシスタントは同局・山崎夕貴アナウンサー(29)。

 「フルタチさん」との連動が企画される新トーク番組「トーキングフルーツ」(火曜深夜0・25~0・55)は11月8日にスタートする。

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2016年10月26日のニュース