北野武にフランス最高勲章「芸術の限界乗り越え、約束事を変革」

[ 2016年10月19日 00:00 ]

「レジオン・ドヌール勲章」のオフィシエを受章した北野武
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 映画監督でタレントの北野武(69)が、フランス政府からレジオン・ドヌール勲章オフィシエを受章することが18日、分かった。

 北野の所属事務所が明らかにしたもので、叙勲式は25日にパリ市内で行われ、北野も出席するという。

 フランスのジャック・ラング元文化相は「芸術ジャンルの限界をやすやすと乗り越え、演劇、テレビ、映画、文学などの約束事を変革して、現代のアートシーンに影響を与えてきた」と受賞の理由を説明している。

 レジオン・ドヌール勲章は、1802年にナポレオン・ボナパルトによって設立されたもので、フランスの最高勲章とされている。オフィシエは5段階のうちの4等。

 北野は「私が今回このような栄誉を授かることとなり大変驚いています。そして素直にうれしい気持ちでいっぱいです。これからも自分のスタイルを守りながら、さまざまな仕事に精進してまいります」とコメントしている。

 北野は1999年にフランス芸術文化勲章のシュバリエ、2010年に同勲章の最高章コマンドールを受章している。

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2016年10月18日のニュース