吉田鋼太郎 後継者就任は蜷川さんの希望 稽古場から“逃亡”の過去告白

[ 2016年10月15日 12:40 ]

「彩の国シェイクスピア・シリーズ」2代目芸術監督に就任し、会見に臨んだ吉田鋼太郎
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 俳優の吉田鋼太郎(57)が15日、都内で記者会見し、5月に亡くなった蜷川幸雄さん(享年80)が初代芸術監督を務めていた「彩の国シェイクスピア・シリーズ」の2代目芸術監督に就任することを発表した。

 蜷川さんが亡くなる1カ月前に「鋼太郎が役者の面倒を見てくれるのを含めて、残りをやってくれると安心なんだがなあ」と言葉を残したことを受け、吉田の2代目就任が決定。「蜷川さんから受け継いだ血と、僕の血を癒合させて演出をしていきたい」と意気込みを語った。

 また、22歳の頃、蜷川さんから怒鳴られて稽古場から“逃亡”した過去を告白。「100人のオカマのうちの一人として踊っていたんですけど、当時22歳でオカマも踊りもよくわからない。そうしたら蜷川さんから『そこのお前踊れー!オカマで踊るんだよ!』と怒鳴られまして。それで嫌になりまして、その日限りで稽古に行かなくなった」と蜷川さんとの思い出を振り返った。
 
 今年1月には自身4度目となる結婚を発表。偉大な演出家の後継者となり、写真撮影の際には報道陣から「もう悪いことはできませんね」と声が飛んだが「結婚して真面目になりましたから」と笑顔で応えていた。

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