Jビーバー絶賛で人気沸騰!ピコ太郎「PPAP」世界緊急配信

[ 2016年10月7日 05:34 ]

浅草で外国人観光客に囲まれるピコ太郎
Photo By 提供写真

 うさんくさい中年男が歌い踊る動画「ペンパイナッポーアッポーペン」が世界中でブームになっている。先月下旬にカナダの人気歌手ジャスティン・ビーバー(22)がツイッターで絶賛したことで話題になり、ユーチューブの動画再生回数が世界ランキング2位を記録。予期せぬ世界的ヒットを受け、急きょ、7日に世界134の国と地域に配信することになった。

 パンチパーマにちょびひげ、ヒョウ柄ルックに色つきメガネをかけたあやしい中年男の名は、ピコ太郎。ペンとリンゴを合体させ、パイナップルとペンを合体させ、それぞれ合体させたものを合体させ、「ペン、パイナップル、アップル(リンゴ)、ペン」を架空で作り出し、得意げに「ペンパイナッポーアッポーペン」とキメている。

 動画は1分9秒で、略称は「PPAP」。何かの企画などではなく、本人が思いついたまま歌を作り、振り付けを交えて動画を撮影し、8月25日にユーチューブに投稿した。その後、国内で人気を広めたが、世界へと一気に拡散させたのがジャスティンだった。

 ジャスティンは約8800万人のフォロワーを抱える自身のツイッターで先月28日、「My favorite video(私のお気に入りビデオ)」と紹介。すると、30日にユーチューブの再生回数が1000万回、今月6日には2400万回を突破した。

 ユーチューブの週間再生回数ランキング(9月23~29日集計)では、米人気ユニット「ザ・チェインスモーカーズ」の最新曲「Closer」のミュージックビデオに続く2位を記録し、アリアナ・グランデ(23)らを抑えた。英BBCや米CNNなど欧米メディアが「ユニークな動画」として取り上げている。

 この快挙を受け、7日に、PPAPのほか「ピコ太郎のテーマ」など3曲を配信サイト各社から有料配信する。

 やけに「パ行」の多いコミカルな歌の響きや、すぐに覚えられる簡単な振り付けが人気とみられる。世界中の関連動画の累計再生回数は2億回を超えているという。

 ピコ太郎は千葉県出身の53歳といい、プロデューサーは顔も声もそっくりなお笑いタレントの古坂大魔王(43)。アジア発で世界を席巻した韓国人歌手PSY(38)の「江南スタイル」(12年)を超える話題作になるか注目される。

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2016年10月7日のニュース