比嘉愛未、琉球王朝の末裔だった 101歳の曾祖母の告白にびっくり

[ 2016年10月2日 13:23 ]

映画「カノン」公開記念舞台あいさつに出席した比嘉愛未

 女優の比嘉愛未(30)とミムラ(32)と佐々木希(28)が三姉妹を演じた映画「カノン」の公開記念舞台あいさつが2日、都内の映画館で行われ、3人のほか、鈴木保奈美(50)、多岐川裕美(65)、桐山漣(31)ら主要キャストが顔をそろえた。

 映画は富山、金沢、東京を舞台に、死んだはずの母が生きていることを知った三姉妹が自分たちの傷と向き合いながら母の過去をたどり、未来への一歩を踏み出そうとする家族再生の物語。比嘉は結婚を控え、過去のトラウマを乗り越えようとする次女、ミムラは夫からの自立を願う専業主婦の長女、佐々木は老舗料亭の新女将としてプレッシャーと戦う三女、その三姉妹の母を鈴木がそれぞれ演じた。

 比嘉は「オリジナルですが、社会問題とか深い題材を取り扱っていて、演じる時も一人ひとりが覚悟を持って演じた。プレッシャーもあったが、見る人の背中をそっと押してくれる映画になって良かった」と笑顔。

 しっかり者の末っ子役を演じた佐々木は「思ったことはすぐに行動するというのはちょっと似ているかなと思う。私も何も考えず行動しちゃうパターンなので」。これにはミムラも「現場でも末っ子気質は発揮していて、希ちゃんが天真爛漫に何かを言ったり、やったりして、比嘉ちゃんが突っ込んで、私が笑うっていう構成で、本当に仲良く、気が楽だった。みんな3人兄弟なので、なんだか空気感が馴染むのか、楽しかった」と同意すると、3人の祖母役の多岐川も「仲良くてびっくり。ギスギスしているかと思ったら、現場の雰囲気が良かった」と感心しきりだった。

 作品の内容にちなみ、家族から告白されて驚いたことは?という質問に、比嘉は「最近、沖縄に帰った時にひいおばあちゃんが101歳で元気なんですけど、話していた時に、いつも家に不思議な紋章が掲げられていて、気になってたんだよね、何?って聞いたら、あんた、知らなかったの?って。うちは沖縄の琉球王朝の末裔なんだよって言われたんです」と曾祖母からの言葉に仰天したことを告白。「ずっと生きてきて、つい最近知らされたっていう。凄いことをなんで言ってくれなかったんだろうってびっくり」と首をひねり、笑わせた。

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