元キンコメ高橋被告 犯行は「どうしていいか分からない時に気を紛らわせていた」

[ 2016年9月2日 18:52 ]

元「キングオブコメディ」の高橋健一被告

 高校に侵入して制服を盗んだとして、窃盗と建造物侵入などの罪に問われた元「キングオブコメディ」の高橋健一被告(45)の第5回公判が2日、東京地裁で開かれた。全ての審理を終え、検察側は懲役3年を求刑した。判決公判は9日。

 この日は検察側、弁護側からの被告人質問などがあった。

 犯行は逮捕された昨年まで19年間続けた。恐怖感も「最初は持っていた」が、続けるうちに消えた。「ただ(窃盗に)行って戻って来るということになって、罪の意識も麻痺した」という。

 「どういう時に犯行を?」と聞かれると、「自分がどうしていいか分からない時に、(制服を)持って来て気を紛らわせていた」と答えた。家族の関係や、仕事へのストレスなどから現実逃避しようとしたという。犯行の手順については「漠然とその日に行く方向を決めて、なんとなく近くの入れそうな所に入った。下見はしていない」と話した。

 被害は182件、額は76万7200円に上った。被害者に対する思いを聞かれると、「何の落ち度もない方々に僕の一方的な気持ち悪い欲求でご迷惑をおかけした。金銭的にも、精神的にも怖いという感情を与えてしまって申し訳ございません」と謝罪した。

 被害者25人のうち、16人と示談が成立。弁済や精神的慰謝料に約146万円支払ったという。このお金がありながら、「合法的に性的欲求を満たそうとしなかったのか?」と聞かれると、「かなり昔からやってはいけない行為で(制服を)手に入れられたので、ほかの方法は考えなかった」と答えた。

 示談が成立したうちの15人は、寛大な判決を求める上申書を提出した。高橋被告は「示談に応じていただけるだけでありがたいのに、上申書まで出していただいた。2度と裏切ってはいけない」と話し、「2度としないか?」との弁護士の問いに「今は強くそう思います」と答えた。再犯を防止するため現在は精神科に通っているという。

 この日は高校時代からの友人の男性と妹が情状証人として証言台に立った。ハンカチで目をおさえながら情状酌量を求める妹に、高橋被告もグスンと涙をこらえていた。

 検察側は懲役3年を求刑。1年間で6件の犯行があり、4件の未遂があったことなどを挙げ、「白昼堂々と侵入して教室や更衣室に忍び込むなど、大胆で手慣れた犯行で常習性が顕著。自己の性的欲求を満たすための犯行で、くむべき事情がない。極めて再犯の可能性が高い」とした。弁護側は「性癖が広く知られ、再犯は不可能」などとして執行猶予を求めた。

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