永さんお別れの会に約1100人、小林亜星氏「友だちみんないなくなった」

[ 2016年8月30日 15:23 ]

「六輔 永のお別れの会」で囲み取材に答える小林亜星氏

 放送作家、作詞家などとして活躍し、7月7日に83歳で死去した永六輔(本名・永孝雄)さんのお別れの会「六輔 永(なが)のお別れ会」が30日、東京・港区の青山葬儀所で営まれた。

 発起人代表を務めるタレントの黒柳徹子(82)をはじめ、フリーアナウンサーの久米宏(72)、作曲家の小林亜星氏(84)ら多くの著名人が参列。関係者300人、一般800人の合計約1100人が献花を行った。

 江戸っ子の永さんらしく、「粋」な「和」のイメージに合うようにモダンな和花を中心に取り入れ、みずみずしい竹の緑を配置した祭壇には20代、50代、70代のいずれもにこやかに笑う永さんの顔が並んだ。最後までラジオを愛していた永さんにちなみ、記帳の代わりに「お便りコーナー」も設置。黒柳らがお別れの言葉を送り、永さんが作詞した「見上げてごらん夜の星を」「上を向いて歩こう」「夢であいましょう」などが流れた。ジェリー藤尾(76)が送る歌として永さん作詞の「遠くへ行きたい」を熱唱し、「泣けてきちゃったよ」とメッセージを送り、涙を誘った。

 発起人のひとりである小林氏は「病に苦しんでいたあなたのためにこの10年間、何の役にも立てなかったことへの悔しさと脱力感で、しばらく立ち上がることができませんでした。本当に申し訳ありません」と切り出し、作家の野坂昭如氏(享年85)とともに“世直しトリオ”として歌っていたエピソードを披露し、「永さんは歌が下手だとあまり人前では歌われなかったが、このトリオでは素晴らしい声量で堂々たる名歌手ぶりを示してくれた」。最後に会ったのは亡くなる約ひと月ほど前に見舞いに行った時だったといい、「しゃべれなくてニッコリと笑うだけだった。とても奥さん(昌子さん)を愛してらして、(14年前に)奥さんを亡くされてからとても寂しそうだった。見舞いに行った時に『早く良くなったらいい女紹介してやるよ』って言ったら、ニコッと笑ってくれた。それが印象に残りました」。最後は「奥様にまた会えて良かったですね」と呼びかけ、「永さんもいなくなったら、野坂さんもいないし、友だちがみんないなくなってしまった」と肩を落とした。

 「上を向いて歩こう」などを歌った坂本九さん(享年43)の妻で女優の柏木由紀子(68)も参列。「お見舞いには行けなかったんですけど、コメントなどをいただいた時も病室から実況放送みたいなものをいただいた。(永さんは)大きな存在です。寂しいですね」とかみ締めた。

 タレントの松村邦洋(49)は「ラジオによく呼んでいただいたり、すごくかわいがっていただいた。悪口でもいいから何でも言ってあげることが亡くなった方への一番のメッセージかなと思う。悪口は言いませんけど。感謝を忘れずに頑張っていきたい。永さんの笑顔が思い出されますね。あいさつが絶対に大事だってことをおっしゃっていたので、永さんの言葉通り、あいさつだけはちゃんとするようにしている。感謝の気持ちでいっぱい。ありがとうございますという気持ちです」と話した。

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