“落第生”だったSMAP アイドル氷河期にバラエティーに活路

[ 2016年8月14日 08:38 ]

SMAPが出演中の番組

SMAP解散

 【SMAPの足跡】戦後最強のアイドルグループ。それがSMAPだ。結成は88年4月。アイドル番組や舞台などで経験を重ね、91年9月にCDデビューするまで3年かかった。だが、当時は音楽番組が激減し「アイドル氷河期」とされた時代。さらに「歌も踊りもうまくない」という評価もあった“落第生”。そこでSMAPが進んだのは、バラエティーへの道だった。

 「夢がMORIMORI」「SMAP×SMAP」などの番組で国民的グループへと成長。特にそれまでのアイドルの活動の選択肢になかったコントに挑戦したことが大きな転機だった。アイドルがバラエティーで冠番組を持ち、MCを務めるスタイルもつくった。その後、それぞれソロで俳優や司会、タレントとして活躍。個々が自分の持ち場で成長することで、5人が集まった時の存在感はより大きなものになった。SMAP以降のアイドルは必ずと言っていいほどバラエティー番組を経由。アイドル界に大きな足跡を残した 。

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2016年8月14日のニュース