同世代の千春「ご冥福は祈らない。棺の中から立ち上がってほしい」

[ 2016年8月7日 05:30 ]

故九重親方について語る松山千春

元横綱千代の富士・九重親方 秋元貢さん通夜

(8月6日)
 同世代の仲間も早すぎる死を惜しんだ。

 同じ1955年(昭30)生まれには、歌手の松山千春、ボクシングの元世界王者・具志堅用高氏、元競輪選手の中野浩一氏、野球界では江川卓氏、掛布雅之氏、プロゴルファーの倉本昌弘らがいる。

 この日参列した松山は「みんなで集まっていた。まさか屈強な男がこんなに早く逝くなんて」と悔やんだ。「あいつは日本の宝。ご冥福は祈らない。俺たちは許さん。“貢、あの棺の中からもう一度立ち上がってほしい”と思っていた」と現実を受け入れたくない様子だった。

 WBA世界ライトフライ級王座を13度防衛した具志堅氏は、自身の実家である沖縄・石垣島、故九重親方の実家である北海道福島町を一緒に訪れるほどの仲だった。「お互いに勝負師で負けず嫌い。もっと一緒に遊びたかった。理事長になってもよかった。本当に大横綱だった」と振り返った。

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