広瀬すず 「ごまかせない」バイオリン練習で完璧求め現場が…

[ 2016年8月3日 20:19 ]

映画「四月は君の嘘」完成披露試写会に出席した広瀬すずと山崎賢人

 女優の広瀬すず(18)が3日、主演映画「四月は君の嘘」(監督新城毅彦、9月10日公開)の、都内で行われた完成披露試写会で共演の山崎賢人(21)、石井杏奈(18)、中川大志(18)とともに舞台あいさつに立った。

 広瀬は自由奔放なバイオリニストという役どころのため、撮影の約半年前から練習を始め平均2時間、多い時は4時間を費やし「ゼロからのスタートだったので、大変だった。弓の角度によって音が違うので、ごまかせない。現場に入ってからも毎日練習でした」と告白。「(演奏シーン)を見てもらえると思うと、けっこうソワソワしています」と期待交じりに語った。

 一方、コンビを組むことになる山崎は「ヒューマンメトロノーム」の異名を持つ天才ピアニスト役で「狂いのない正確なピアノという設定なので、すごく練習した。母親の死を乗り越える感情とピアノとで、とても難しかった」と強調。すると同級生役の中川が、「賢人に、この右手のはねるところがお気に入りなんだって、何度も見せられた。でも、演奏はすごかった。聴いた時には鳥肌が立った」とちゃかしつつも、その上達ぶりを絶賛した。

 また、山崎は広瀬について「明るくて天真らん漫だけれど、ちょっとつかめない部分もある」と、役柄との共通点を分析。対する広瀬は、「ムードメーカーだし、面白いし、さわやかだし、優しいし、母性本能くすぐるし」と褒め言葉のオンパレードで、伴奏者に選ぶシーンのセリフをもじり「山崎賢人くんを、スーパースペシャル無敵系人類に任命します」と称えていた。

 新城監督は2人に対し、「すずちゃんは完璧主義者で、いくらやっても納得しない。賢人はフレーズが弾けるようになると楽しくてうれしくなる感じ」と講評。特に広瀬の熱の入れようには驚いたようで、「こちらがOKを出しても、もう1回やらせてくださいと言ってくる。時間がない中で大変だった」と苦笑い。広瀬は、「現場を押させてしまってすいません」と平謝りだった。

続きを表示

この記事のフォト

2016年8月3日のニュース