布袋 地元・高崎で自身初フリーライブ「最高の一日をありがとう」

[ 2016年7月4日 05:30 ]

トレードマークの幾何学模様のギターをかき鳴らす布袋寅泰

 ギタリストの布袋寅泰(54)が自身初の入場無料のフリーライブを3日、出身地の群馬県高崎市の高崎もてなし広場で行った。

 気温35度の炎天下、1万人の「布袋」コールに迎えられて登場。世界に名を知らしめた米映画「キル・ビル」(03年)のテーマ曲「Battle Without Honor or Humanity」をあいさつ代わりとばかりに披露し、「高崎の皆さん、ただいま。故郷で皆さんと一緒に楽しむことができてうれしい」と語った。

 17歳まで過ごした生まれ故郷。会場は高崎市庁舎から近く「まさか市庁舎を見上げながらプレーする日が来るとは」と感激。さらに「街並みは変わったけど、“スズラン”はまだあるんだね」と、会場に隣接する地元の百貨店の名前を挙げ、地元ファンの笑いを誘った。

 同郷の氷室京介(55)らと組んだBOOWYの代表曲「Dreamin’」や、ソロのヒット曲「バンビーナ」「スリル」など10曲を披露。今年、デビュー35周年を迎えたことも報告し「この街があったからこそ飛び出したいと思ったし、帰ってこられたと思う」と郷土愛を語った。

 会場には高崎市民の優先エリア2000席が設けられて事前に抽選が行われ、3倍以上の6532人の応募があった。また、残りの8000席は当日の先着順で、開演10時間前の午前6時から並ぶファンもいた。運営協力した高崎市の広報課によると、敷地外にさらに1万5000人が集まった。布袋は最後に計2万5000人の観衆を見渡し「高崎のオーディエンスの熱気にやられた。最高の一日をありがとう」と感謝した。

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2016年7月4日のニュース