ゆきりん、逆転女王へ最後のお願い NGT背負い「歴史に名を」

[ 2016年6月18日 05:30 ]

総選挙に向け、最後のお願いをする柏木由紀

 AKB48の第8回選抜総選挙の開票イベントが18日、新潟市のハードオフエコスタジアム新潟で行われる。立候補者272人がしのぎを削った大激戦を制するのは史上初の2連覇を目指すHKT48・指原莉乃(23)か、返り咲きを狙う渡辺麻友(22)か、それとも…。地元・新潟のNGT48を兼任する柏木由紀(24)はスポニチ本紙を通じて“最後のお願い”で大逆転の初戴冠に挑む。

 柏木は選挙戦の最後に熱い思いを訴えた。

 「私はAKBの何かで1位になったことがないんです。単独センターもやったことがありません。性格的には一歩引いた位置で誰かを支えている方が向いていると思っていたんですけど、10年目を迎え、ここまで自分なりに頑張ってやってきたので、このまま無冠で終わっていいのかという気持ちになりました。AKBの歴史に名前を刻みたい」

 今回の総選挙は、18日正午からハードオフエコスタジアム新潟で行われるコンサートのチケット購入者(約3万人)も1票を投じることができる。柏木の最後のお願いが有権者の心を揺さぶり得票に結びつく可能性は十分にある。

 「実は、昨年の総選挙が終わった時点では今年はもう出ないつもりでした。私のファンのこと、グループ全体のことを考えても出ない方がいいと思ったんです。でも今年1月にNGTの劇場公演が始まり、総選挙が新潟で行われることになって出ないわけにいかないと思いました。初めて総選挙に出るNGTのメンバーに“頑張って”と言う時、メンバーと同じ気持ちでいたいと思ったんです。今年が本当に最後という気持ちです」

 昨年が個人的に狙った1位だとするのなら、今年はNGTを背負って目指す1位。初戴冠を実現させた場合の自身の動向についてもNGTを中心に考えている。

 「少しでもNGTと新潟に貢献したい。私が1位になったら“AKBの1位が新潟にいる”ということになって、アピールできます。1位になってNGTをもっと推していきたい」

 今月1日に発表された速報値では6位、NGTのメンバーは圏内の80位以内に自身と北原里英キャプテン(24)の2人だけだったが、悲観はしていない。

 「今年はあっと驚く結果になりますよ。速報でNGTは81位から100位までに2人入っていたので、可能性が見えたと思いました。最終的に80位以内に両手で数えるくらい(6人以上)入りたいと思っています。これまで速報の1、2位以外が1位になったことはないんですけど、私が初めて1位になって伝説をつくりたい」

 AKBの新たな歴史を新潟からスタートさせる覚悟だ。

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