ベッキー　晴れ晴れ笑顔で対応　今後は「人を傷つけない恋愛を」

[ 2016年6月11日 05:30 ]

　タレントのベッキー（３２）が１０日、不倫騒動による休業後初めて番組にレギュラー復帰し、都内の収録スタジオで報道対応した。１月６日の騒動発覚後、取材陣の質問に応じるのは初めて。虚偽の説明をした同日の会見を改めて謝罪し「ゼロから頑張りたい」と、涙を流すことなく晴れ晴れしい表情で意気込んだ。今後については「人を傷つけない恋愛をしたい」と反省を交えて語った。

　質問を受け付けなかった１月６日の会見とは対照的だった。１５６日ぶりの報道対応。約１０分間、約４０の質問に対し、答えをはぐらかすことなく丁寧に応じた。

　白いブラウスに紺のスカート姿。無数のフラッシュを浴びながら「一連の騒動で多くの方々にご迷惑をお掛けしました」と冒頭で謝罪。１月の会見で虚偽の説明をしたことについて「本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と頭を下げた。

　ＢＳスカパー！の音楽番組「ＦＵＬＬ　ＣＨＯＲＵＳ～音楽は、フルコーラス～」（火曜後９・００）に司会として復帰することを報告。「今日からお仕事をスタートします。ゼロから頑張りたい」と意気込んだ。

　質疑応答では、不倫相手だったロックバンド「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音（えのん、２７）に関する質問が相次いだ。「今、川谷さんへの気持ちは？」「いつ思いが冷めた？」「川谷さんの方がまだ好きだったら？」などと矢継ぎ早に聞かれたが「気持ちはなくなった」と明言した。

　ただ、「川谷さんともう会わない？」との質問には「ないと思います」と歯切れが悪かった。関係者によると、「会わない」と明言できなかったのは、これから音楽番組を続けていく以上、川谷と会わざるを得ない状況が訪れることを覚悟している表れ。周囲には「会っても何とも思わない」と話しているという。

　吹っ切れたのか、終始にこやかだった。先月１３日放送のＴＢＳ「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」で大粒の涙を流して謝罪をしたのとは大違い。今後の恋愛について聞かれると「今はまだ仕事のことしか考えられないけど、そういうご縁があれば、人を傷つけない恋愛をしたい」と反省を交え、前向きに話した。

　この日の収録の模様は来月５日に放送される。今後の仕事については「まだこの番組以外は未定なので分からない」としたが、本紙の取材では、次のレギュラー復帰はフジテレビ「人生のパイセンＴＶ」（日曜深夜０・３０）が最有力。深夜放送のため、視聴者のターゲットが不倫を特に嫌う主婦ではないなどの理由からスポンサー問題がクリアできる見通しだ。

　「仕事をする場があるということはありがたくてうれしい」。初心に帰ったベッキーが徐々にテレビに戻ってくる。