茂木健一郎氏、尾木ママ批判に持論「子どもを尊重しよう、とおっしゃっている」

[ 2016年6月6日 11:45 ]

脳科学者の茂木健一郎氏

 脳科学者の茂木健一郎氏(53)が6日、自身のブログを更新。しつけとして北海道七飯町の林道に小2男児置き去りにした父親を批判したブログが“炎上”した尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(69)について言及した。

 事件発生直後の先月29日、「これは、「しつけ」ではありません。『保護責任者遺棄罪』(刑法218条)という犯罪です」とツイッターで言及していた茂木氏。この日のブログでは「尾木ママの言葉は、時に、過激かもしれないし、ご本人もおっしゃっているように、言い過ぎのところもあるかもしれません」としたうえで、「でも、尾木ママは、一環して、子どもを尊重しよう、とおっしゃっているのだと思います」とつづり、“子どもは親の所有物じゃない”という尾木ママの主張を代弁した。

 そして以前、尾木ママと会話した際の「忘れられない言葉」として、「たとえ失敗しても、子どもが自分で選んだ道ならば、そこから学んで、自己肯定感に結びつけることができる」という言葉を紹介。現代の教育においては親や教師が「こうしなさい、と押し付けることが、多すぎる」とし、「子どもが自分で考えて、自ら選び取っていく、そんな自由をもっと大切にしたいと思います」と子どもの自主性を尊重することの大事さを訴えた。

 尾木ママは5日に更新したブログで、「あまりに発見出来ないことからお父さんのことを本当なのか疑念を抱いたことは完全に行き過ぎ、失礼でした…これは率直にお詫びいたします!」と男児の父親に謝罪。6日にはTBS「白熱ライブ ビビット」(月~金曜前8・00)生放送に出演し、「2日間で100万件超えた」と批判が殺到したことを明かしている。

続きを表示

2016年6月6日のニュース