前田健さん死去 「ロンハー」で体調不良も診察受け収録続けていた

[ 2016年4月27日 05:30 ]

08年5月、イベントで「UFO」の振り付けを披露する前田健さん

 東京都新宿区の路上で24日夜に倒れ、心肺停止状態で病院に救急搬送されていたお笑いタレントの前田健(まえだ・けん)さんが26日午前1時36分、虚血性心不全のため都内の病院で死去した。44歳。東京都出身。通夜・葬儀などの日程は未定。若すぎる死に、親交があった芸能人は大きなショックを受けている。

 体調急変から1日半。祈りは通じず、前田さんが帰らぬ人となった。

 24日午後7時15分ごろ、新宿区の繁華街の路上で嘔吐(おうと)して倒れ、心肺停止の状態で病院に搬送された。集中治療室(ICU)で治療を受け、一時蘇生したが、意識は戻らないまま26日未明に息を引き取った。病院には両親と兄夫婦、友人らが駆け付けた。

 解剖で死因は虚血性心不全と判明。その後、遺体は杉並区にある自宅に戻った。前田さんには不整脈の持病があり、周囲には「心臓が悪い」と説明。先月にはツイッターで不摂生な生活を送っていることを明かしていた。

 倒れた24日は、栃木県で午前9時から午後3時までテレビ朝日のバラエティー番組「ロンドンハーツ」の収録に参加。共演者やマネジャーらとともにバスで都内に戻って、いったん帰宅。その後、新宿の飲食店に出掛け、食後に倒れた。

 同局によると、前田さんが参加した収録は“オネエタレント”によるスポーツ企画。午前中に50メートル走と走り高跳びを行った。昼の休憩時間に体調不良を訴え、医務室で医師の診察を受けた。回復したため、午後は腕相撲とリレーに臨んだ。

 番組関係者によると、収録時に具合が悪いそぶりはなく、複数の種目で上位争いに食い込んだ。笑いも取って「オンエアが楽しみですね」などと話していたという。関係者は「医務室に行ったことは全く気付かなかった。前田さんは後輩タレントにも優しく声を掛けて、周囲を気遣っていた」と明かした。

 同局は持病の不整脈について把握していなかったといい「前田さんから持病の説明はなかった。所属事務所は把握しており、本人と事務所が相談した上で収録に参加したと聞いている」と説明。前田さんが同様の企画に参加するのは2度目で、以前は体調不良を訴えることはなかったという。

 今後、収録内容を放送するかは「現段階では詳細を把握できてないので未定」と説明。吉田慎一社長は「心よりご冥福をお祈りしたい」と悼んだ。

 前田さんは歌手の松浦亜弥(29)のモノマネでブレーク。05年にゲイであることをカミングアウトした。

 ◆前田 健(まえだ・けん)1971年(昭46)6月14日生まれ、東京都出身。高校卒業後、米ニューヨークにダンス留学。94年に帰国しタレント活動を開始。05年、シングル「恋のブチアゲ♂天国」で歌手デビュー。振付師として、人気アニメ「プリキュア」シリーズのエンディングダンスなども手がけている。近年は俳優として、ドラマ「anego」映画「20世紀少年」などにも出演。

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